洞窟物語でもらった言葉について
洞窟物語(3DS版)をクリアしました。
あぁ、これ嬉しいなぁ…と思ったフレーズがあったのでその話を書きます。
シナリオに関するネタバレとかではなく、あるフレーズをもとに広くゲームに登場する要素について…という内容なので気軽に読んでもらえると幸いです。
洞窟物語はシナリオに応じて新しい武器が手に入り、道中・戦闘中に敵を倒す中でレベルアップさせる事が出来ます。
武器&アイテム選択画面である武器を選択した際に、
『使い勝手は人それぞれ。』
という説明が出てくるんですね。
あぁ、この言葉をゲームを作った人からもらえるなんて、何て嬉しいことだろう。
よくよく考えると当たり前のことなんです。
同じ結果に持ち込めるのであれば、プレイヤーはいくつかの武器や立ち回り方から、自分の好みや傾向に合ったやり方で戦おうとするはず。
例えば威力を抑えた代わりに連射性能の高い武器を持ってズダダダダ!と弾幕を張るか、制約やリスクは大きいが威力の高い武器を持って重い一撃を狙いに行くか。
実力が見合っていれば、別にどっちを選んでもかまわないんですよね。勝てばいいんです。求められる実力の高低の違いこそあれ、より高い実力や鍛練が必要な方を選んで達成感を得る、という選択肢も全然ありな訳です。
そういった使い手の好みや指向をも含めた上での『使い勝手』という言葉なんだと思います。
ところが、ゲームにおける『使い勝手』を語る場においては、どうしても分かりやすく爽快感があったり、制約が少なかったりするものの方が評価されがちな気がするんですよね。仕方のないことではありますが。
「自分にとって『使い勝手』の良い武器が、他人の評価の中で辛辣な批判の的となっている」場面に初めて出くわした時は、そこそこショックを受けたものです。
そんな中、ゲーム製作者の側からこの言葉をもらえるというのは、『好きにゲームを楽しむ』為の心の依り所がひとつ増えたような気がして非常に安心感があったんですね。
自分の『使い勝手』で、これからも良い遊びを続けていけたらと思ってます。