腸の新しい発見
腸は免疫の7割以上を占めることは医学的にも言われています。
医学の常識はどんどん更新され、最近も新しい説が発見されました。
簡単にお伝えすると、大腸の右と左で違う役割があるという発見です。
右(上行結腸)→有害なものを処理、免疫
左(下行結腸)→水分吸収
右側の下には盲腸という器官があります。
この盲腸についても一昔前には不要なもの、切除しても問題ないと言われていましたが、近年では盲腸にも重要な役割があると言われはじめました。
盲腸→粘膜免疫に重要なIgA産生や腸内細菌の避難場所といった役割があるようです。
このように右のエリアには肝臓を含む解毒機能をはじめ、先程の右大腸の機能といった人体の不思議研究と考察をすることができます。
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例えば、下痢の主訴がある場合は大腸の左側の水分吸収の機能が落ちる何かがあるという見方も考えられます。
すると改善を促すには、吸収を阻害している要素を取り除いていくと腸内のバランスがとれていく可能性は高くなります。
小麦のグルテンなどは腸の絨毛を阻害すると言われていることからグルテンフリーという考えも広まりました。
腸内改善においては食べ物がほとんどを占めるので、問題が多い場合は期間を決めて食事療法をされることをおすすめします。
また体調が優れない主訴を持っている場合は右側の機能問題も考えられます。
理由としては、体内の有害物質が処理されない環境なので身体のサインとして倦怠感を伝えている見方もできます。
不思議なリーディングのエドガーケイシー療法では、右側にヒマシ油湿布を貼るという治療も有名です。
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このように人体には多くのブラックボックスが存在するため無駄な機能はないと考えます。
そして本来の機能を戻すことで全身の調和を促す条件も揃ってきます。
症状から逆算し、対策を行うことで悪循環に陥る可能性も低くなります。