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真実の10メートル手前 米澤穂信
真実の10メートル手前 米澤穂信:
太刀洗万智とはどんな人物か
「王のサーカス」で主人公だった太刀洗万智の取材記録6編
真実の10メートル手前
会社を計画倒産させたのではないかと、メディアに追われる元広報担当の女性をわずかな会話の録音記録から探す
正義漢
正義感に狙われる対象とは
恋累心中
高校生の男女二人の心中事件、片方は喉をナイフで片方は川へ身投げし、なぜどうやってなにがあってを追う
名を刻む死
名を刻むとはなにか
ナイフを失われた思い出のなかに
姉の娘を殺した弟の手紙、世間からは異常者と取り上げられる手紙を太刀洗はどう捉えるか
綱渡りの成功例
災害の中、老夫婦の命綱となったコーンフレーク
「王のサーカス」では太刀洗万智の一人称語りだったのに他人視点のこの本の方が"太刀洗万智"という人物がどんな人なのかよく分かる
伏線の張り方も回収もすごい
短編だともう一文一文に無駄が無くて繋がりが分からないけどこれ大体全部伏線では!?!?って状態😂
⚠️若干ネタバレ
恋累心中、心中って江戸時代でも今でも美化されがちだけどこれはただただ悲惨だ
ただ利用されて、死ぬ瞬間その裏切りに気付くって考えたくもないほど悲惨だ