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私信。言葉に添えて

取り留めのない話として。

誕生日プレゼントやちょっとした差し入れ等、毎回ふと気が向いたときにそっとメッセージを書いて添えるのですが、大抵は、誕生日おめでとう!良い1年を!これからもよろしくね!といった言葉を弾けるように書いて終わりです。重要な内容ではないのですが、そのこれからをどう保とうかまで具体的に考えたことはありますか。

もしかしたらこれが最後に贈るものかもしれないな、とふと思ったときに何も選べなくなって、何も書けなくなってしまったただ可愛いだけのポストカードをそのまま入れました。

私は貰った手紙を後生大事に取っておくことはしません。なんとなく、読み終えたものは役目を終えたので他の誰かに見られる前に処分したい気持ちがあるからです。誕生日に貰ったカードは次のカードが来るまで、そっと手帳に挟んでいます。

中学の頃も高校の頃もそして未だに社会人になれていないモラトリアム人間の今も、友達と離れるのが寂しかったです。
特に頻繁に連絡をすることはしないし、そもそも一人でふらふらするような人間ですし、気分が乗らなければのらりくらりと一人でご飯を食べて一言も会話せず帰ることもあります。ずっと本を読んで友達のことを無視していた(らしい)こともあります。
都合が良いように相手を扱って、罰当たりだなぁと思うのですが一緒にいたい時に居て、一人がいいときは離れてを許して貰いたくて、時々は注意されつつもほとんど相手に甘えています。
10年会わなくても会話しなくても別に友達は友達のままだしな、って思って過ごしているのですが10年後には会える気持ちでいたんだなとふと気付いてしまいまして。
次がある、と勝手に希望を抱いていたんだなと思いました。

自分の考えが必ずしも他の人に当てはまるとは思っていません。私がたったの10年だと思った月日、友人は別の人間関係を築いて、そこから過去の、10年前からやってきた私をどう扱おうか悩むかもしれません。

ただ私は友人に嫌われているか好かれているかを特に気にしていなくて、この先私が笑いかけたら笑い返してくれると勝手に思っているからなんですよね。
脳内ハッピーエンドしか想定しないじゃん!たぶん私が最初に葬式を開くと信じてるよ!!結婚式以外は呼ばないでね!!って一通り騒いでおきたいところですが、絶対人生の終わりは来るし、道が別れた後に中々会えなくなるものだなと今更ながらこの歳で気づきましたので、友人各位、私はあまり人と行動するのが得意じゃないけれども、なんとなく買い物に着いていったり一緒にそのへんを散歩するくらいなら出来ますので思い出したら誘ってね。
たぶん半年に1回くらいは応えるよ。

あと60年くらい生きる中で会うのは1年に1回とかだとあと60回しか会えないねって思っちゃったので、人とご飯食べに行くとか、なんとなく一緒にぶらぶらしようよとか、そういう思いつきでこれからをたまに一緒に過ごすのは如何でしょうか。

あと、漫画誰かに貸したような気がして研究室から続きを回収してきたので渡そうと思うのですが誰に1〜3巻を貸したか忘れました。そのままあげるのでついでに続きも貰ってください。今貸してる漫画は別に要らないので返さなくてもいいですし誰かに貸しても売ってもいいです。
この間漫画を返せずに10年以上になるんだけどあれどうすんの!!って言われて笑っちゃったな。

10年後もよろしく。

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享受さん
より良いチョコと紅茶ライフを一緒に送りましょ~!