あんにょんパンド(韓半島クィア交流会)

韓半島の文化を学びながら、ソウル・クィア・パレードを歩こうという目的を掲げて、2020…

あんにょんパンド(韓半島クィア交流会)

韓半島の文化を学びながら、ソウル・クィア・パレードを歩こうという目的を掲げて、2020年3月始まったクィア交流イベントサークルです。 2024年には主要メンバーでソウルパレードを歩きました。オンオフで読書会や交流会、招聘イベントなど行なっています。投稿は個人の見解です。

最近の記事

第9回あんにょんパンド読書会 『大都会の愛し方』編vol.2

今回の読書会は東京エイズウィークス2022の企画の一つとして実施されました。そのためHIV/AIDSについて描かれている本作を再び取り上げました。 また作者であるパク・サンヨンさんが11/19に来日されてトークイベントも開催いたしました。その様子はまた報告します。 今回は14名の方にご参加いただき盛会となりました。今回も"ネタバレ"を含みつつ当日の様子を再現してみたいと思います。 まず最初に司会からあんにょんパンドと東京エイズウィークスについて説明をした後、皆さんに一言ずつ

    • 映画『ウィークエンズ』大阪上映会&韓国のクィアたちは、今

      12月11日西日本最大のゲイタウンである大阪市堂山町近くのバーで、映画『ウィークエンズ』の上映会を行いました。主催はパク・サンヨンさんの『大都市の愛し方』読書会も行っているあんにょんパンドです。 この映画は2003年に結成された韓国のゲイコーラスグループであるG-Voiceを、長年にわたって追ったドキュメンタリー映画です。メンバーたちは、最初は自分たちのことを考えるだけで精一杯でしたが、セウォル号事件やキリスト教右派によるクィアパレードへの妨害、中心メンバーの死などを経て社

      • トークイベント パク・サンヨン×小沼理『大都会の愛し方』をめぐる話を

        11月19日に新宿二丁目のコミュニティセンターaktaにおいて上記のトークイベントを開催しました。このイベントの経緯を簡単に説明しますと、10月末にサンヨンさんが東京へ来ることを決めたらしく、日本の読者との交流を望まれていました。今回はloneliness books主催、あんにょんパンド共催という形で開催することになりました。 表題の通り今回は対談形式をとり、その相手としてライターの小沼理にお願いしました。小沼さんはインタビューをよく行われていて、10月に発売された単著『

        • 第2回映画会『ユンヒへ』編

          こんにちは、あんにょんパンドです。 開催からすっかり季節が変わってしまいました。 今回は第2回映画会ということで、韓国と小樽を舞台にした映画『ユンヒへ』を取り上げました。 開催日時は2月23日(水)夜 参加者は日韓合わせて16名の参加がありました。 今回は話題提供者に、この映画の配給にも関わったonさんとlonelinessbooksさんをむかえました。 お二人からは、キーワードとして''匂い''が挙げられました。タバコの匂い、手紙の匂い、いい匂いのする女性たち。映像作品

        第9回あんにょんパンド読書会 『大都会の愛し方』編vol.2

          展覧会「語りの複数性」読書会

          続けてみます読書会 1.はじめに  東京都渋谷公園通りギャラリーで10/9〜12/26まで開催されていた展覧会「語りの複数性」にあんにょんパンドが外部協力として読書会の運営をお手伝いしてきました。 「語りの複数性」は、言葉や言葉以外の方法で伝えられるさまざまな「語り」を通して、世界を捉える複数のありようを受け取り、自分と異なる他者を想像する展覧会です。普段は想像もしない誰かの身になって考える、そんな体験ができる最も身近な方法のひとつとして読書があるのではないでしょうか。

          第5回読書会『話し足りなかった日』

          みなさんお久しぶりです。 第4回読書会は『女の子だから、男の子だからをなくす本』読書会を開催しました。記録をとり忘れてしまったので更新できずで申し訳ございませんでした。 今回は11/27に開催した イ・ラン著、オ・ヨンア翻訳『話し足りなかった日』リトルモア刊のnoteを更新したいと思います。 今回は16名の参加があり、初参加の方もいてかなり盛り上がったと自負してます。 今回もいつもと同じように 自己紹介 話題提供 グループトーク 全体で共有 という構成で行いました。 ま

          第5回読書会『話し足りなかった日』

          7/24配信イベントします

          あんにょんパンドは、ソウル・クィア・パレードをみんなで歩こうという目標を掲げて始まった韓半島クィア文化交流イベントです。オンラインでの開催は今回で10回目となります。これまでは、《日本と韓国、地方のクィアの若者たち》《『大都会の愛し方』読書会》《『詩人の恋』映画会》などを開催してきました。 今回は、ソウルと東京を繋ぎ《ソウルと東京の小さな出版社と本屋さん》と題してお届けします。ソウルの独立出版社6699pressの代表、イ・ジェヨンさん、東京の独立書店ブックギャラリーポポタ

          映画会『詩人の恋』編

          今年にはいってからあんにょんパンドでは、読書会を2回開催しました。小説『大都会の愛し方』、コミック『キミのセナカ』を取り上げました。今回は、映画会ということで事前に映画館や配信で見てきてもらって交流するというスタイルで、映画会『詩人の恋』編を開催しました。 今回は16名もの方にご参加いただき盛会となりました。←今年に入って1番大人数での開催となりました。今回も"ネタバレ"を含みつつ当日の様子を再現してみたいと思います。 その前に詩人の恋の説明をしたいと思います。映画 『詩人

          第二回読書会『キミのセナカ』編

          あんにょんパンド第二回読書会は、3/26に野原くろさん キミのセナカ を課題本にして開催しました。計14名の方にご参加いただき盛会となりました。 今回は、日本語版の出版社代表の古賀さん、クラウドファンディングの発起人さんもご参加下さいました。また、恒例のプレゼンコーナーは、昨年の全国大学生ビブリオバトルチャンピオンの堀内さんにお願いしました。今回はzoomの部屋分けディスカッションタイムを60分に拡大して、かなり濃密な議論ができました。 その様子を可能な限り再現してみます

          第二回読書会『キミのセナカ』編

          ジェンダーバランスに悩む

           ウチら代表制は取ってないけど、一番声がデカいわたしは40才のゲイである。だから、運営・発話者のジェンダーや年齢、人種バランスには特に配慮しているつもり。だけど、取り上げる題材となるとゲイ寄りと言われそう。  言い訳ではないが大都会の愛し方ではゲイが主要な登場人物だけど、パク・サンヨン作家は自身の事をゲイであるとは一言もいってない。それどころか、彼をゲイ作家であると書いた新聞や雑誌に修正を求めているくらいだ。  野原くろさんはゲイ雑誌などでたくさん連載しているが、キミのセナカ

          대도시의 사랑법 독서회

          대도시의 사랑법 독서회 - 들어가며 ‘안녕반도’라는 서클의 도이싱고(土井信吾)라고 합니다. 저희들은 한반도의 문화를 배우면서, 모두 서울 퀴어퍼레이드에참여하는 것을 목표로 하고, 2020년 3월 오사카의 커뮤니티 센터인 ‘dista’에서 시작된 교류 이벤트입니다. 4월부터는 코로나로 zoom 발신도 시작하여, “재일 코리안의퀴어”, “야마가타 신야 상에게 듣는 서울 퀴어 퍼레이드”, “일본과 한국, 지방의 젊은 퀴어들”이라

          第1回読書会 パク・サンヨン『大都会の愛し方』報告

          ◆ごあいさつあんにょんパンドと申します。私たちは韓半島の文化を学びながら、みんなでソウル・クィア・パレードを歩こうという目的を掲げて、2020年3月に大阪のコミュニティーセンターdistaを借りて始まった交流イベントです。 4月からはコロナ禍でZOOM配信も立ち上げ、『在日コリアンのクィア』、『山縣真矢さんに聞くソウル・クィア ・パレード』、『日本と韓国、地方のクィア な若者たち』などの内容でオンライン開催をしてきました。 今回は初の試みとして、zoom読書会を企画しました。

          第1回読書会 パク・サンヨン『大都会の愛し方』報告