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障がいをもつこどもたちからの贈り物

障がいを持つ人たちとのつきあいは長い。
最初は、こどもだった。

大学卒業後2年目には、就学前のこどもたち、その次の年には、大阪の枚方市の小学校で普通学校の中で健常のこどもたちと一緒に学ぶ障がいを持つこどもたち。

今から30年以上も前の話だけど、その当時の枚方市では、統合教育が主流で、全盲のこどもも、動きの激しい今で言う発達障がいのこどもたちもみんな普通学級にいた。軽い知的障がいのこどももいたなあ。

そこで学んだことは大きかった。

クラスの障がいを持たないこどもたちが、障がいを持つこどもたちからたくさんのことを学んでいる姿を見て、障がいを持つこどもたちがいてくれることが、すごくありがたいことなんだと実感しました。

一緒に学んだこどもたちが大人になったとき、その経験がどれほど人間としての幅を広げてくれているのか。
障がいがあってもなくても同じ人間なんだと肌で感じているのだから。
障がいを持つこどもたちがくれた贈り物ですよね。
そんな貴重な経験をした20代前半でした。

でもその後結婚して香川県に移り住み、そこでの偏差値教育、点数教育、管理教育にうんざりして、学校で働くことをやめて、福祉の世界に入りました。

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