生きてた!イシガメの子に今年も会えました
出会ったのは昨年の8月末
昨年の8月28。妻が容器を持って私の仕事場になっている2階へ上がってきて、「これ、どうしたらいい?」と聞くものですから、何だろう?と思って中を覗いてみたらイシガメの子が入っていました。
どうやら妻が外の流し台で洗い物をしていたら、目の隅で何やら動くものがいたのでよくよく見たらこの子だったとのことです。
どうやら今年生まれたばかりの個体のようで、甲羅の直径はほんの4㎝ほどしかありません。
で、いろいろ考えて、この子を我家の庭先にある池でしばらく保護することにしました。鳥やネコ対策のネットもかけてあるし、すぐそばに植栽してあるツツジが鬱蒼と茂って水面を半分覆っていますので、ここならひとまず安全です。
実はこの池には以前も子亀が勝手に迷い込んできて、しばらく居候をしていたことがありました。金魚に餌をやるとどこからともなく現れてはセッセと横取りしてましたっけ。その子亀は半年ほどしたら姿を見なくなったので、たぶん自分で池から出て、またどこかへ行ったのでしょう。
というわけで、この子にも同じスタンスで「居たいだけ居ていいけど、池の主のでっかいトノサマガエルの親分にだけは睨まれないように気を付けろよ。」と言い聞かせて居候させることにしたのでした。w
池に入れて数日後。ここの環境にやっと慣れたのか、金魚に餌をやっていたら初めて餌を食べに出てきました。
それ以来、今日はどこに隠れてるかな?と思いながら金魚に餌をやっていると、大きな金魚たちに混じって丸くてちっこいのが懸命に泳いでるわけです。目の前に何がいようが全くお構い無しで餌に向かって突進するもんだから、何度も金魚に激突しておりました。www
10月に冬眠に入った模様です
季節が進んで10月となり、日に日に気温が下がるにつれて、イシガメの子も餌を食べに現れる姿を見かけることがめっきり少なくなってきました。
野生の亀たちは、気温が下がると餌を食べなくなって、15℃以下になると冬眠に入ると言われていますので、このイシガメの子も間もなく冬眠に入ると思われます。
こりゃ急いで冬眠場所を作ってやらないといけなかいかな?と思って、ちょいと調べてみましたら、野生のカメの冬眠場所は棲んでいる環境によって池の底、沼の中や川の淵に溜まった落ち葉の中、岸辺の水中の穴の中など様々です。
え、水中で冬眠?じゃ、呼吸はどうしてるんだろ?と思ってそれも調べてみましたら、普段カメは定期的に水面に顔を出して呼吸をしますが、冬眠中は仮死状態ですのでこのような息継ぎはせず、肺に蓄えた酸素を活用しつつ、その酸素が少なくなると皮膚や粘膜から水中に溶けている酸素を取り入れる皮膚呼吸をしているそうです。仮死状態では必要とする酸素が少なくてすむため、皮膚から取り入れる少ない酸素でも生きられるらしいのです。
昨年はこの日がこのイシガメの子が元気に泳ぐ姿の見納めでした。たぶん池の底にたまった泥の中あたりで静かに冬眠に入ったのでしょう。来年の春まで無事にと願わずにはおれませんでした。(>_<)
春になっても姿を見せないんです
さて、年が明けて。
3月から4月にかけて、私は「随分暖かくなってきたし、もうボチボチ姿を現してもいい頃だ。」と思いながら金魚に餌をやるたびに注意深く観察を続けていました。しかし、イシガメの子の姿を見ることはありませんでした。
カメは冬眠から覚めるときに事故で亡くなるケースがあると聞いていたので、これはもしかすると仮死状態から覚めるのに失敗したのかも知れんなあと、半分以上あきらめかけていたのです。(^^;)
おお!生きてた!
よかったよかった。
無事に厳しい冬を乗り切ったんだ。
それにしても、もっと早く姿を見せろよなっ!
半年以上姿を見せないって、それはアカンやろ?反則やぞ。
心配かけやがって。😢
おまけ
全く相談もしてないのになぜか同じタイミングでカメの記事。
うちの池にも甲羅干しするところ作んなきゃなりませんね。(^^)