アリさんの波板ハイウェイ

　我家の畑には何種類かアリが住んでいて、いつもあちこちでその姿を見かけます。
　中でも特によく目にするのがこちらのアリ。一体何という種類のアリなのかな？と思って調べてみたのですが、あまりに種類が多くて同定できず。たぶんアシナガアリかクロナガアリの仲間だろうと考えていますが、どなたか判別できる方がおられたらぜひご教示いただきたいです。

　さて、そんなアリたちですが、とにかくいろんな所へ出かけて活動しています。植物に花が咲けば必ず行って蜜を集め、小さな虫の死骸や草の種を見つけてはそれら全てを巣に運びます。彼らのお陰で我が家の畑の環境は健全なバランスに保たれているに違いありません。

今回のお話の舞台はこちらの波板の上。

　で、先日のこと。私が畑と草地の境を仕切るために設置している波板を何気なく見たら、その上を彼らが猛スピードで走っているではありませんか。

この波板は畑と草地の境界に仕切りとして設置しています。

　なぜこんなところをアリが？と最初は疑問に思ったのですが、よく考えたらこれは実に理にかなった移動方法です。波板の片側は鬱蒼とした草地。反対側は凸凹した畑ですから、どちらも歩くには骨が折れますもんね。その点この波板の上を走れば、速く移動ができて物の運搬も楽なわけです。
　というわけで、この波板の上はアリたちの物流を担う高速道路と化しているわけです。

こんな感じで彼らは波板ハイウェイを猛スビードで走ります。

この高速道路は波板なだけにコーナーだらけですが、コーナーリングもうまい。

眼の前をあっという間に駆け抜けていきますのでスマホじゃピントが追いつかない。

ただ、この高速道路は車線が一本しかなくて、道幅も狭いんです。

だから、両方から走ってくると当然こうなるわけで。^^;

そういうときはどちらかがこうして道を譲ります。荷物を持っている方が優先されるシステム？

うわ、一気に何台も衝突してる。｢おい、道を譲れ。｣｢いや、お前こそどけよ！｣　大惨事。www

　誰が最初にここを通り道にしたのかわかりませんが、この道を発見したアリはすごい！