なぜ夜のカマキリは目が黒いのか
家族で夕ごはんを食べていましたら、キッチンの方から「うわ、カマキリがおる!」という息子の叫び声がしました。
見に行ってみましたら、オオカマキリが一頭家の中に迷い込んでうろついていました。
このカマキリは少し弱っているように見えましたので、ちょっと水で身体を濡らしてやりました。外は今日も暑かったですから。(^^)
さて、夜のカマキリは目が黒くなってサングラスを掛けているように見えるのですが、私はこれまでその宇宙人のような顔をカメラに収めたことがなかったので、さっそく観察開始です。
カマキリの眼って、昼間見るといつもこちらを睨んでいるように感じますよね。これはカマキリの眼が数万個の個眼がドーム状に集まった「複眼」になっていて、その複眼の奥にある円柱の黒い底の部分が角度によって「黒い点」となって見えるからだそうです。
カマキリには他にも触角の間には単眼が3つあり、明るさなどを感じています。で、夜になるとカマキリの眼がこの写真のように真っ黒になるのは、単眼が暗いと感じると光を多く取り入れるために複眼が大きく広がって、どの角度から見ても複眼の奥にある円柱の黒い底の部分が見えるようになるからなんだそうです。
そんな顔してこっちを見るなよ。
またどこかで会おうぜ。
じゃあ、元気でな。
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