鳥が騒ぐ
雨が降って近所を流れる川が増水すると鳥が騒ぎます。
彼らには濁流の中を遡上する魚の姿が上空から見えるようで、獲物を狙いに群になって飛んできて、川の瀬にどんどん降り立つのです。
私は鳥が集まっているということは、何らかの魚が群れになって泳いでいるのだろうな!と予測するのですが、何が遡上しているのかは全く分かりません。例年、春だとウグイ、初夏にはハス。そして夏から秋にかけてはコアユ、晩秋はビワマスあたりが遡上シーズンなのですが。(^^)
ただ、そんな鳥たちにとっても今年は大変な年になりそうです。
たとえば、春に遡上するウグイは、増水した川を一度は遡上してきたのですが、その後の小雨続きで川下へ引き返してしまい、どうやら遡上をあきらめたようです。
今年も遡上のためにジャンプするウグイを撮ろうと思っていた私もずっと川を観察していたのですが、ウグイが大好物なカワウはさぞ大変だったに違いありません。
また、一月にはコアユの稚魚である「氷魚」の漁獲高が平年の約3%にとどまり、記録が残る2009年以降で最も少なかったことが、地元ではニュースになっていました。これは「ここ半世紀にない事態」なんだそうです。琵琶湖の氷魚は全国各地の鮎が名産になっている川へ運ばれて放流されているのですが、これではとても需要を満たせる量ではありません。
滋賀県によると、昨年は9月まで猛暑が続き、アユの産卵期となる9~10月の琵琶湖に流れ込む河川の水温が平年より2度高い24℃。高温や少雨で川の水量が減り、昨年8~10月に確認された産卵数が平年の2割程度にとどまったことが、氷魚の漁獲量の激減につながったとみているようです。
また、琵琶湖では昨秋から記録的な水位低下が続きました。滋賀県は渇水と不漁の因果関係は現時点で不明としていますが、私は影響しているにちがいないと睨んでます。(^^;)
この夏以降の琵琶湖はどうなるんだろ。
今年も猛暑だし、河川の水温上昇は避けられないでしょう。
そして去年に続いて秋にはまた水位が下がるのかな?
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