やってみないと進まないし、着てみないと諦められない
最近、意識的にジャンルレスでなんでも書こうと思っている。
まぁ、そもそもそんなに引き出し多くないけど。
「何なら書けるだろう?」とか「何かに特化しなきゃ!」とかいろいろ考えたところで、いきなり知識がつくわけでもなし。
更に言うなら、実は「すごく興味があるもの」とか「ずっと学生時代から続けてる趣味」とかもないので知識云々の前に情熱が薄い。
でも「書きたい」思いはある。
自己表現欲…というか自己顕示欲が止まらないだけの中二病な気がする。30年間中二ってどうよ。
でもとにかく、やってみないと何も進まないのは確かだ。
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私は最初、お酒やおいしいものが好きだから、グルメライターみたいのはどうだろう?と考えた。
美味しいお店の紹介記事とか、需要が消えることが無さそうだし。
よし!ちょうど来週、大好きな店に行くから写真バンバン撮って、記事を1本書いてみよう!
と思った。
が、当日。
私はひたすらに新鮮な刺身を食べ、揚げたての天ぷらに言葉を失くし、ワカメのしゃぶしゃぶにため息をもらし、日本酒を啜っていた。
写真を撮る暇なぞない。
「本当は教えたくない!〇〇の名店!!」みたいなあおりをよく見るけれど、
「本当は教えたくない店」は本当に教えたくないので、教えない。
という結論に達した。
「やってみよう!」としただけで、自分の根性の狭さが分かった。
ある意味、収穫である。
少なくともお店紹介系グルメライターは向かない。
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こういうのは、服の試着のようなものかもしれない。
自問自答ファッションを提唱しているあきやあさみさんは試着100回をおすすめしており、私も試着を躊躇なくするようになった。
もちろん自分が大っっっっっっっ好きな「毎日愛せる1着」を求めて試着をするのだけど、その経過で「これは絶対にない」のが分かることも多々ある。というか、そっちの方が多い。
実際に着てみて諦めるって、とっても大事だ。
ネットで見てると止まらない「かわいい~!かわいい~!これ欲し~!!でもこんなの似合うかな~!?」って不毛な逡巡も、試着をすれば一刀両断。
「あ。まず、サイズが合わないね。はい無理ー」
って、すぐ終わる。気持ちが消える。
恋と違っていちいち傷つかないしね。たくさん、たくさんしたらいい。
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というわけで、当分ジャンルレスで毎日書いてきます。
たくさんの「無理!」から「好き!」をすくうために。