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「やりたいこと」が分かるようになる為に必要なこと
やりたいことが浮かばない
「やりたいこと」がサッパリ書けなくなってしまった。
時々、自分のやりたいことを100個書く、というワークをやっている。半年に一度くらいだろうか。その時々の趣味嗜好や考え方の変化が目で見れるし、書いてるだけでずーっとやってないものもあったりして、本当の望みもあぶりだしやすくてなかなか面白い。
で、先日吉玉さんのこちらのnoteに触発され、頃合いも良いし久しぶりにやってみようと思い立った。
が,ノートに向き合ったはいいがサッパリ書けなかったのである。
こんなことは今までなかった。
「やりたいこと」について考えても頭がぼんやりして具体的なことが何一つ浮かばないのだ。
試しに「旅をしたい」と書いてみる。
でも行きたい場所が浮かばない。
それならと「美味しい食事をする」と書いてみる。
でも何が食べたいか分からない。
旅も食も私にとって大事なものであったはずだ。
行きたい国、観たい景色、気になるレストラン、会いたい友達…旅と食に引っ掛けて30個は簡単に書くことができた。
それが何故…?
実は、思いあたることはあるのだ。
日々やりたいことをしてないと、思いつきすらしなくなる
これはもちろん仮説なのだが、私はこのところ「やるべきこと」のことばかり考えていた。
「やりたいこと」が即座に浮かばなくなったのはそのせいなのではないだろうかと疑っている。
引越しを控えているので、物件探しに付随する「住む町候補の下調べ」とか「耐震強度の見方」とか「犯罪発生率はどうか」とか「今後かかるお金の試算」とか、そういうことをずーっと考えていた。
ずーっと、と言っても2ヶ月ほどなのだが、四六時中それらのことを考えているし、週末も遊ばず物件巡りだし、とにかく脳がそれらのことを考えるので一杯だった。
おそらく、だけれども。
やらなくても死にゃあしない「やりたいこと」などというものは、きちんと考えてあげないとあっという間に脳の奥底に埋もれてしまうのではないだろうか。
そして埋もれた「やりたいこと」を脳(あるいは心)の表層に運んでくれる回路(いわゆる神経伝達回路とかニューロンとかシナプスと呼ばれるもの)は、私達が思っている以上に細く、途切れやすい。
そうすると日常生活で本当なら拾えるはずの「やりたいこと」の情報も拾えなくなるし、「何をしたい?」と自分に問いかけてすら上手く答えにたどりつかない。
錆びたアンテナと閉じた回路では「やりたいこと」を新たに見つけることも自分の中から掘り出すことも難しい。
私が今回、「やりたいこと」を100個どころか10個も書けなかったのは、そういうことなのではないか。
アンテナを立て、回路を開こう
では、どうするか?
これはもう、意識的に自分はなにがしたいのかをきちんと考える癖をつけるしかないのだと思う。
夕飯の時間だ→家にあるもので適当に作って食べよう
ではなくて、
夕飯の時間だ→Q.お腹は本当に空いている? A.空いている→Q.では何が食べたい? A.麺類がいいな→ Q.家で食べたい? 外食したい? A.家がいい→ 料理はしたい? A.したくない →では、コンビニに行ってみよう
って、これくらいの思考プロセスをちゃんと踏む。自問自答する。
そうすると回路がしっかりと機能して、
夕飯の時間だ→お腹空いたし、コンビニでパスタ買おう
と、瞬時にいけるようになるのではないかと思う。
速く走る為には、毎日の筋トレが必要なのと一緒だ。
◇◇◇
というわけで、物件も決まったことだししばらくはこの回路開放リハビリをしてからまた「やりたいこと100個」の書き出しをしようと思う。
やるべきことに押しつぶされて、やりたいことが埋もれたままの人生なんて、想像だけで辛すぎるって思うから。