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自分の敵は 自分だった
全て自分だったんだ
タイトルの言葉をつい数日前、Xで見かけた。
自分の中で衝撃が走ると同時に
ほんの少しだけ安堵した。
周りにバカにされている
こんな自分だから
しょうもない自分だから
何も出来ない自分だから
30代になっても定職に就いたことがない
家を出て、結局借金を作り実家に戻り
思い通りの人生じゃないことに腹を立て
国民としての義務すら果たせず
そんな事になっても動けない自分だから
周りはきっとバカにしてる
甘えてると思ってる
こんなはずじゃなかったのに
ずっとそう思っていた
誰に責められてる訳でもないのに
自分は周りにそう思われていると思っていた
だから罪悪感で押し潰されそうだった
死んでしまいたいなんて何度も思った
親に笑顔で話しかけられる度
「ごめんなさい」と思いながら喋るようになった
こんな娘でごめんなさい
迷惑かけてごめんなさい
でもその言葉を見てふと気がついた
誰か一人でも私を責めた人はいただろうか?
自分の敵は、自分だった
誰に責められてる訳でもない
でも毎日がこんなに辛いのは、まさに
『自分で自分を責め続けてきた』からなのだ
自分の頭の中で
心の中で
ひたすらに自分を責め続けていた
お前は無力だ
何歳になっても親に迷惑かけやがって
なんで産まれてきたんだ
なんでこの状況になってまで動けないんだ
社会的信用のないやつが生きる価値なんてない
お前はもう1人で生きていけない
生産性のないお前に価値はない
酷い時は、人間として生きる上で必須である
食べることや寝ること、排泄することを
自分は価値がないのによくできるなと責めた
こうやって、それこそ目に見えない凶器で
自分を刺し続けてきた
周りは暖かかった
自分責めに気づいた時、
自分の周りの人達はなんて暖かいんだろうと
感謝の気持ちでいっぱいになった
今まではバカにされていると思っていた
だから、優しい言葉も行動も
全て素直に受け取れなかった
全ては愛でしかなかった
ずっとずっと、味方だったのだ
これに気づいたことにより、
罪悪感のエサになる事もまた悩みではあるが
自分を救えるのも、自分だけ
ともすれば、残る敵は自分のみ
自分を救うために、自分の味方になりたい
自分を甘やかすのではない
今、この状況、現状が
全て自分の責任であることはわかっている
自分の選択してきた事の結果であると
それは受け入れたうえで、
責め続けるのではない
ではどうしていくか考えるのだ
きっと脳は思考しているようで
ずっと私は思考停止状態だった
自分で自分を責め
辛いと思って動かなければ楽なのだ
自分の改めて生きていきたい未来を
どう在りたいかを
聞いてあげて、寄り添ってあげるのだ
今まで責め続けてごめんね
自分が自分の一番の理解者であり
味方である為には
責め続けてきた自分も許し
辛くてしょうがなかったことも受け入れ
じゃあどうしていきたい?と
聞いてあげる
そうやって一歩ずつ
自分に歩み寄りたいと思う