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1月29日_黄緑色のそれ

【140字小説】
ピンク色の隣にある黄緑色のそれをつまんだ。空に向け陽に透かす。薄目で見ると透き通って綺麗。私の中も綺麗になるだろうかと口に入れた。段々と丸いとんがりがなくなっていく。途中、舌にのせたそれを鏡で見ると小さく真っ白になっていた。私の全身に黄緑が溶け込んだのだろう。私は今、とても綺麗。

★私はとても綺麗

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