見出し画像

ねえさんといもうと

ねえさんといもうと。
この絵を見ても大体関係性が見えてくるよね。
もちろん
酒井駒子さんの絵力もあると思う。
でもきっと
ワタシ達の人との関係性がなんとなく見えるように
「絵本」でも絵を見ると何となくわかる。

しっかり者のお姉ちゃん。
まだ幼い妹。

お姉ちゃんはなんでもできて、何でも知っていて
妹としては憧れのお姉ちゃん。

そんな感じ。
一見「良いお姉ちゃん」
だけど
「陰陽」だから・・・
「陰」もあるんだよね。

こういうお姉ちゃんと一緒にいると・・・?
妹はどう思うだろうねぇ。

もっと自由に遊びたいな~・・・とか
ちょっと窮屈かな~・・・とか
一人でやってみたいな~・・・とか
いちいち指定してくるな!!とか(笑)

あら。
なんだか親子の関係性にも見えてきますね(笑)
(ちなみにこの絵本にはお母さんは出てきません笑)

そう思うと妹はね。
一人でねえさんの目を盗んで出かけてしまうんです。

そうしたら大変!ねえさんは探しますよね。
このドキドキ感。
親ならわかりますよね!
めっちゃ焦る。

焦って探しているねえさんと
自由になって1人を楽しんでいるいもうと。

親子の関係も・・・こういう事ってないかな?

そうしてね。
この一件の後、関係性が変わってくるんです。

縦の関係ではなく横の関係に近くなっていく。
これって
とっても大切だよね。

特にどんどん大きくなっていく子供達に対して
なんかうまくいかないな~と思ったら
「縦」になっていないかな?
色々うるさく言い過ぎていないかな?
支配的になっていないかな??

こんな小さないもうとでさえ1人になりたくて遊びに行ってしまうんだから(笑)
小学生にもなれば当たり前にそう思うだろうし
中学・高校生にもなれば・・・ねえ。

「母として」子供との向き合い方を考えさせられた絵本。
母は出てきませんでしたが(笑)
誰が出てこようが考え方は同じってことですね☆

人間関係のヒント。是非是非こちらはいかがでしょうか。


いいなと思ったら応援しよう!

naoko【絵本ライフ考案者】
サポートお願いいたします。頂いたサポートは絵本専門店小さなえほんやひだまりさんでの絵本購入に使用させて頂きます。そこで見つけた素敵な絵本をこちらで紹介させてください。よろしくお願いいたします。