Anney

組織開発コンサルタント。F2F株式会社 代表取締役。企業理念は「組織を耕し、人間を育む」。 また、組織開発実践者コミュニティ「OD-PLANET」を主宰してます。 自分の職場や組織をよくしたいと頑張っている人達に寄り添い、応援することを生業にしています。

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組織開発コンサルタント。F2F株式会社 代表取締役。企業理念は「組織を耕し、人間を育む」。 また、組織開発実践者コミュニティ「OD-PLANET」を主宰してます。 自分の職場や組織をよくしたいと頑張っている人達に寄り添い、応援することを生業にしています。

最近の記事

DEIBの効能とエンゲージメント:社員の離職率と組織文化の関係

組織における社員一人ひとりのエンゲージメントが組織の生産性向上に大きく影響している、というのは、組織経営や人材開発、組織開発の世界では、昨今では当たり前の如く周知される事実となりました。  故に、社員の組織への帰属意識を醸成し、一人ひとりのエンゲージメントを如何に高めていくか、ということは、組織の生産性を高め、持続可能な組織体制を構築していく上で、喫緊の関心事であり、課題でもある、という組織は、少なくないでしょう。  そしてこの従業員エンゲージメントは、会社の離職率と切っ

    • それでもちょっとずつは、前に進んでいく

      メインのご支援先だったクライアントさん。 今年度の始まりにご担当の方から 「今期の上半期は、全ての活動(組織開発の)を見送ることとなりました」という通達を突然受け、 2024年度上半期のお仕事はゼロになりました(惨×涙)。 さらに活動がスタートしていた新規のクライアントさんの仕事の方は、ワークショップ開催の前々日に突如連絡が入り、 「このプロジェクトは当面の間、延期します」と。。。 そしてその後、連絡が途絶える(驚×涙)。 さらに、さらに、、、 コラボ活動を始めた某大手研

      • 対立や争いが起こるのは、「誰もが正しい」から

        今朝、「大谷、前人未到の50ー50達成!」 のニュースが飛び込んできた。 日本の各地では、号外が配られたらしい。 アメリカと日本(おそらくだけかもしれない)では、 どうやら大騒ぎである。 ふと、思う。 80年前は、第二次世界大戦のただ中にあり、 日本では情報統制が敷かれ、 プロパガンダによって殆どの国民にとっては、 「アメリカは憎き敵国」であり、 アメリカ人は「鬼畜」であって、残酷で無慈悲な行いをするもの、 であった。 その憎き敵国アメリカで、日本の若者が大スターになり、

        • 自身の固定観念への気づきは、自分の関心の外側にこそある

          原書から組織開発(以下OD)を学んで行こう、という勉強会を始めてから、3年半あまり。 今回の書籍で5冊目となります。 これまでは、「ODの視点でODについて学ぶ」 というコンセプトで書籍を選定し、 ODについてもっと深めていくための学びの場としてましたが、 今回は少し志向を変えて、ODの隣接領域である 「L&D(HRD)の視点でODについて学ぶ」 というコンセプトで書籍を選定し、 L&D(HRD)の視点ではどのようにODが移っているのか、また。、 L&d(HRD)にどの

        • DEIBの効能とエンゲージメント:社員の離職率と組織文化の関係

        • それでもちょっとずつは、前に進んでいく

        • 対立や争いが起こるのは、「誰もが正しい」から

        • 自身の固定観念への気づきは、自分の関心の外側にこそある

          自分の存在価値を見失うとき

          6月からご支援させて頂いている、某企業さん。 「さぁ、明後日の出張に備えて」 と、諸々の準備を進めていたところ、突然、ご担当者から 「この活動は暫くの間、延期します」 とのご連絡。 「・・・がーーーーん・・・」 どんな経緯と理由でそのような結論に至っのかは知らされていないのですが、直前になって中止(表現は延期ですが)するなんて、 よほどのことであろうと。。。 「あぁ、きっと前回のご支援が原因だろうな」 というのは、容易に想像がつくことで、一気に気分は急下降しているな

          自分の存在価値を見失うとき

          年末調整の功罪:年調が社畜化を助長する?!

          自民党総裁選の立候補者。 本日、加藤勝信氏が立候補を表明し、これで8名もの立候補者な名を連ねることになりました。 (あと2名、増えそうな気配ですがw) 自民党立候補者一覧(9/10 15:00現在) 各候補者がそれぞれ、公約を掲げていますが、全ての候補者が「憲法改正」(もしくは、新憲法制定)を掲げていますね。 それはさておき、このところかなりな頻度でマスコミで取り上げられているのが、河野太郎候補が掲げている 「年末調整を廃止して、全ての国民が確定申告をする」という公約。

          年末調整の功罪:年調が社畜化を助長する?!

          定型的知識労働者の淘汰はすぐそこに

          長年、税理士さんに丸投げになっていたために 完全にブラックボックス化してしまっていた会計処理ですが、 「これではいけない!」と、一念発起し、 顧問税理士さんを変更するという決断をした私です(そのせいで会計処理の誤りに気付くことができた、 っていうエピソードは、以前、書きましたけど) ↓詳細はこちら 「ブラックボックス化って、怖い~」 顧問税理士さんの変更と同時に行ったのが、 クラウド会計への会計処理の移行 です。 実は、創業したての頃(かれこれ、10余り前の話)、 クラウ

          定型的知識労働者の淘汰はすぐそこに

          どーしたらなくせる?組織の中に溢れる”クソどうでもいい仕事”

          こんにちは(#^.^#) Anney(あにぃ)こと百野(ひゃくの)あけみです。 ”組織開発”を生業にしています。    どーしたらなくせる?組織の中に溢れる「クソどうでもいい仕事」2024年6月3日。 トヨタ自動車のほか、 ホンダ、マツダ、スズキ、ヤマハ発動機の5社で、 自動車の量産に必要な型式認証に関する不正問題が発覚しました。  ダイハツ、豊田自動織機に続いての発覚に、 「あ~あ、親分連中がこぞってか」 などと感じた人も多いのではないかと思いますけど、 まぁ、内情を

          どーしたらなくせる?組織の中に溢れる”クソどうでもいい仕事”

          ゴールデンバレー

          ゴールデンバレー

          私たちはみな「主観的世界」の中で生きている

          先日、私が所属している全国的な団体での定例勉強会がありました。 この定例勉強会では、団体の所属している 会員さんの自身の実践報告をみんなで聞いて、 その話からそれぞれが気づいたことや 感じたことをグループごとに 「ディスカッションする」ことで学びを深める、 というやり方を行っています。  先日の実践報告のテーマは 「部下や社員の自主性、主体性を高めるには」というものでした。 実践報告の内容はさておき、興味深いのはそのあとのグループごとの「ディスカッション」という名の「ふり

          私たちはみな「主観的世界」の中で生きている

          「高給」と「権限」は正比例関係にあり、故に目指している「自己実現」や「自己成長」を実現できる、と思いきや、、実際には「高給」によって「権限」が強化されたことによって返って不自由になって目指していた姿や、手に入れたいこと(もの)から遠ざかってしまうことがあったりする。隣の庭は青い

          「高給」と「権限」は正比例関係にあり、故に目指している「自己実現」や「自己成長」を実現できる、と思いきや、、実際には「高給」によって「権限」が強化されたことによって返って不自由になって目指していた姿や、手に入れたいこと(もの)から遠ざかってしまうことがあったりする。隣の庭は青い

          「あちらを立てれば、こちらが立たず」の状況で、「あちらか」「こちらか」だけじゃなくて、「他にないか」を考えて導きだすのが「知恵を絞る」ってことよね。対立する条件において選択を迫られたとき、短絡的にどちらかを選ぶのではなく、もっとよい道がないかを考え尽くすことで、人間は成長する。

          「あちらを立てれば、こちらが立たず」の状況で、「あちらか」「こちらか」だけじゃなくて、「他にないか」を考えて導きだすのが「知恵を絞る」ってことよね。対立する条件において選択を迫られたとき、短絡的にどちらかを選ぶのではなく、もっとよい道がないかを考え尽くすことで、人間は成長する。

          自分で自分を食わすってことに真摯に向き合って生きてたら、誰だって一度や二度は「寝食忘れて働く」って経験があるのでは?ただ、その状況をどう捉えていた(意味づけしていた)かによって、人のその後のもののの考え方や生き方変わることは間違いなかろう。体力ある内の「寝食忘れて働く」は貴重だ。

          自分で自分を食わすってことに真摯に向き合って生きてたら、誰だって一度や二度は「寝食忘れて働く」って経験があるのでは?ただ、その状況をどう捉えていた(意味づけしていた)かによって、人のその後のもののの考え方や生き方変わることは間違いなかろう。体力ある内の「寝食忘れて働く」は貴重だ。

          悲しくてやりきれない

          胸にしみる 空のかがやき 今日も遠くながめ 涙をながす 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このやるせない モヤモヤを だれかに 告げようか 白い雲は 流れ流れて 今日も夢はもつれ わびしくゆれる 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない この限りない むなしさの 救いは ないだろうか 深い森の みどりにだかれ 今日も風の唄に しみじみ嘆く 悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このもえたぎる 苦しさは 明日も 続くのか

          悲しくてやりきれない

          「恩」は「返す」ものではなく「送る」もの。もしも先人から引き継いだ「恩」を忘れずにいるのであれば、それはその方の思いと自分自身の感謝の思いを載せて、その「恩」を次の世代に届けられるように精一杯送ること。それが「恩」を渡してくれた人への最大にして唯一の「お返し」なんだと思います。

          「恩」は「返す」ものではなく「送る」もの。もしも先人から引き継いだ「恩」を忘れずにいるのであれば、それはその方の思いと自分自身の感謝の思いを載せて、その「恩」を次の世代に届けられるように精一杯送ること。それが「恩」を渡してくれた人への最大にして唯一の「お返し」なんだと思います。

          「なぜ人は二足歩行を始めたのか…?」外部環境の変化に適応してくって、生きて行く上では必須だけどそんなに容易いことじゃないよねぇ。。。 東大名誉教授の大田堯先生はその著書の中で「”その気”になったから、としか言いようがない」とおっしゃってます。結局最後は、当事者の”その気”次第ね。

          「なぜ人は二足歩行を始めたのか…?」外部環境の変化に適応してくって、生きて行く上では必須だけどそんなに容易いことじゃないよねぇ。。。 東大名誉教授の大田堯先生はその著書の中で「”その気”になったから、としか言いようがない」とおっしゃってます。結局最後は、当事者の”その気”次第ね。