フランスの田舎暮らし
先週末から、
パリから車で2時間くらいの
ホストファミリーの家へやってきた。
ここには、
ほんとうに何もない。
あるのは小さなパン屋と、薬局と、
役所だけ。
だから、パリを出るときは
この刺激的で、豊かな街を出るのが
少し名残惜しかった。
毎日デパートで
オシャレなものを眺めて
買い物をして…
欲しいものは
いくらでもある、
物欲に溢れた
そんな生活。
お金がいくらあっても足りないような
刺激的な街だった。
だけど、
こっちにきた途端、
物欲をそそるものも、
新しいものも何もなくて
何もない。娯楽も少ない。
だけど、
せわしないパリに比べて、
とても心が落ち着いた。
「ああ、ここに来られてよかったな」
と、ホッとした。
到着した日は、
柔らかな緑と、
鳥のさえずりの中、
庭でアペリティフからの、
ディナー。
最高。
パリのテラス席で飲むビールも
美味しかったけど、
自然の中の食事は、
また格別だ。
やっぱり住むなら、
断然田舎派なわたし。
先日の土曜日は、
近くの町、
Provins(プロヴァン)のマルシェへ。
Provinsは、
中世の町並みを残す
パリからそれほど遠くない町。
小さい町で、半日もあれば
周れてしまうけれど
中世祭りなど、
ちょこちょこイベントもやっているし
パリから足を伸ばして
のんびりした雰囲気を味わいたいのなら
おすすめの場所。
パリにいたときは、
やることが多すぎて
いくらでもいられると思ったけれど、
パリを離れて、
こういったところに来てしまえば
穏やかな暮らしもできるのだ。
フランスは、
ほんとうにいくべき場所が多くて困る。
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