ADD
ADDは、「Attention Deficit Disorder(注意欠如障害)」の略称です。
これは、注意力の欠如や衝動性、多動性などが特徴的な神経発達障害の一つです。
ADDは、注意欠如型ADHD(Attention Deficit Hyperactivity Disorder、注意欠如多動性障害)とも関連していますが、主に注意力の問題が中心となります。
注意欠如障害(ADD)の主な特徴は以下の通りです。
注意力の欠如
ADDの人は、注意を集中して維持することが難しい傾向があります。何かに集中して取り組む際に、すぐに気が散ってしまうことがあります。仕事や学業、日常生活でのタスクの完了が難しくなることがあります。
衝動性
衝動的な行動や思考が見られることがあります。思考が飛躍的で、行動が計画的でないことがあります。即座に行動に移ることが多いため、後先を考えずに行動してしまうことがあります。
多動性の低下(注意欠如型)
注意欠如型のADDでは、主に注意力の問題が中心であり、多動性はあまり見られません。他方、注意欠如多動性障害(ADHD)では、注意力の問題に加えて多動性や衝動性が顕著です。
日常生活への影響
ADDは日常生活や学業・仕事において影響を及ぼします。タスクの組織や計画が難しくなり、時間管理や細かい作業に苦労することがあります。社会的な関係や人間関係にも影響が及ぶことがあります。
注意欠如障害(ADD)は個人によって症状の程度や特徴が異なるため、正確な診断と適切な支援が重要です。
専門の医師や精神保健専門家による評価を受けることで、適切な治療や対処法が見つかる場合があります。