sae

動物愛護を中心に、興味のあるトピックについて よんなーよんなーお話ししていきたいです。 是非いろんなご意見をお聞かせください。

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動物愛護を中心に、興味のあるトピックについて よんなーよんなーお話ししていきたいです。 是非いろんなご意見をお聞かせください。

最近の記事

Earth Overshoot Day

突然ですが、みなさんは月に10万円自由に使えるお金があるとします。 交際費、生活費、美容にかけるお金、趣味にかけるお金… 月に使える10万円という上限を超えてしまったとしましょう。 どうやりくりしますか。身内から借りる、前借りをする…などでしょうか。 それらは全て「借金」ということです。 ただのひと月であれば立て直しが可能ですが、毎月毎月、1年2年と続くとそれはもう生活が破綻してしまいます。 そうならないために毎月の計画を立て、その中で生活をやりくりしていますよね。 今日は、

    • 自称動物愛護団体で働いていました。2

      以前の記事で、私が働いていた保護ビジネス団体についてお話ししています。 今回はその続きをお話ししようと思うので、まだ「自称動物愛護団体で働いていました。」を読んでいない方は是非そちらからお読みください。 頭数オーバーでもお構いなし。 そのシェルターには、ワンちゃんが1頭で過ごせるBOX(ペットショップの小さいショーウィンドウのようなもの)と呼ばれるものが16〜18ほど並んだBOX部屋、小型犬のサークルが6〜8個並んだサークル部屋、10〜12畳ほどのスペースにMAX10頭入

      • 実験動物と私たちの暮らし

        毎年1億1000万匹以上の生きものが動物実験によって殺されていることをご存知でしょうか。 マウスやラット、モルモット、犬や猫、ウサギ、鳥類、魚類。 ヒツジやヤギ、ブタ、ウシ、そしてサルやチンパンジーなどの霊長類まで、たくさんの命が犠牲となっています。 医学研究や新薬開発のためだけではありません。 農薬や工業用品などの毒性試験や、私たちの身近な食品添加物や日用品、化粧品もそうです。 例えば、美白やアンチエイジングに効果があると謳う化粧品の中には、その効果を評価するために実験動

        • 何故日本は 遺伝性疾患が多いのか?

          以前の記事で「無秩序な繁殖」を日本のペット産業の問題の1つとして挙げました。環境省令にも「遺伝性疾患等の問題を生じさせるおそれのある組み合わせによって繁殖させない」と明記されているにも関わらず、無秩序な繁殖のせいで日本は世界でも突出して遺伝的疾患が多いと言われています。 現代の科学医療の成果で原因遺伝子を特定できる病気が年々増えているにも関わらず遺伝性疾患が多いと言われるのはおかしいと思いませんか? 1 半致死遺伝子 毛色の種類に「マール」(ダックスフンドの場合は「ダップ

          アフリカ密猟危機と日本

          今回は日本国内のペット産業から離れ、世界中で起きている密猟の中でもアフリカに、象牙にクローズアップしてお話していこうと思います。 今日世界の野生哺乳類数は全体の哺乳類数のわずか4%、このままでは2026年には野生哺乳類は絶滅してしまうと言われています。生息地の減少や今回のテーマ「密猟」も大きな要因とされています。 密猟者に狙われるアフリカゾウ アフリカゾウは世界で最も密猟されている哺乳類の一種です。歴史的に見ても象牙には継続的な需要があり、その需要こそがゾウの密猟の主要

          アフリカ密猟危機と日本

          保護犬 猫 でビジネス?

          犬猫の”取り引き屋”という業者があることをご存知でしょうか? 以前の記事で売れ残りなどを考慮せず繁殖させ続けるパピーミル、キトンミルと呼ばれる悪質な繁殖業者について話しました。 その悪質な繁殖業者が、疾患があって売れないと判断した子犬子猫、子を産めないと判断した繁殖犬猫や引退を迎えた繁殖犬猫をいつまでも抱えていられない(コストがかかる)ため引き取りを依頼していたのが”引き取り屋”です。 この引き取り屋は繁殖業者から引き取り料を受け取り余剰犬猫を引き取っていきます。 売れそ

          保護犬 猫 でビジネス?

          自称動物愛護団体で働いていました。

          私が自称動物愛護団体で働いていたのは1年3ヶ月ほどの期間でした。 その間私が見た悲惨な内情を少しずつ話していこうと思います。 まず私がはじめに不信に思ったのはその団体の所在地がすぐ近くにある某大手ペットショップの犬舎があった場所であったこと、そして代表との面接のときでした。 いろいろな団体の方と会ってお話をしたりSNSなどで投稿を見たりしていると、保護活動をされているほとんどの方が「生体展示販売の廃止」を掲げ、訴えています。私もそうです。 しかしこの代表は、ペットショップの

          自称動物愛護団体で働いていました。

          パピーミル キトンミル

          一般的にペットを迎えようと思うと、まず初めに思い浮かぶのはペットショップだと思います。ショーケースに並ぶ愛らしい犬猫たち、こういった光景も見慣れたものでしょう。その犬猫たちはどこから来ているのでしょうか? ブリーダー(繁殖業者)⇨オークション⇨ペットショップという流通過程があるというのは以前の記事でもお話ししていますが、今回はその中でも悪質な繁殖業者について書いていきます。 ①パピーミル(キトンミル) パピーミル(キトンミル)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 パ

          パピーミル キトンミル

          きっかけ

          今回は自己紹介を兼ねて、何故私が犬猫の殺処分や動物愛護について興味を持つようになったのかをお話しします^ ^ 私は、幼い頃から犬猫だけではなく爬虫類や昆虫も大好きな子どもでした。よく祖父と近くの公園へ行ってはたくさんの生きものと触れ合って楽しんだりしていました。 動物愛護について興味を持った初めのきっかけは、5.6歳のころだったと思います。 よく見ていた子ども向けの海外ドラマで「犬が飼いたい」という男の子がいたのですが、その両親が男の子を連れて向かったのは日本で見るペット

          きっかけ

          どうしてペットショップ(生体展示販売)はダメなのか?

          私は正直ペットショップ自体が悪ではなく、そもそも命を命として扱わない人間がいることが最大の悪だと思っています。ただ今回は何故ペットショップがいけないと言われているのか、その理由のいくつかを話そうと思います。 ①流通過程での死亡数まずあまり知られていないのが、繁殖業者からペットショップに犬猫が運ばれるまでにオークションが行われていることです。 ブリーダー → オークション →ペットショップ という流れがあって生後56日程の子犬子猫が親元を離されて移動することになります。 ペ

          どうしてペットショップ(生体展示販売)はダメなのか?