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自分の心に落ちないと、結局は動けない

今さらながらに、気付いたことがある。
私は自分が動かない言い訳に年齢を使っているようなのだ。

20代の頃は「自分がまだ10代だったら・・・」と思い、
30代になったら「20代だったら・・・」と思った。
そう思って見ていると、活躍している(ように私には見える)人々は、
そのきっかけを10代や20代の頃に作っている人ばかりだ。
で、「ほらやっぱり。もう遅いんだから」とあきらめるのである。
きっと自分に都合のいい人しか目に入らなかったのだろう。

何事も始めるのに遅すぎるということはない、とよく言われる。
思い立ったが吉日、なんて言葉もあるくらいだし。
でも、やっぱりものによっては遅すぎることはある。
大学生になってから水泳を始めてオリンピックに出ようったって、それは冗談がすぎるというもの。
還暦を過ぎてから漫画家を志し「映画化ドラマ化バンバンされちゃう売れっ子漫画家になってやる!夢の印税生活!」なんていうのも、おそらくへそで茶ぁ沸かすぜ、なレベルだろう。
やはり遅すぎることはあるのである。

が、しかし。
私の場合はそんなたいそうなレベルの話ではなくて、
たとえば異業種への転職とか新しい学びへのチャレンジとかそんなんである。
でも自分に言い訳をして、なんとなく何もせずここまで来てしまった。

それが先月のある日。
自宅の廊下にいる時に突然、
「あぁ私は『40代では30代はまだまだ若かった、30代で始めていればよかったって思うように、50代になったら40代なんて若かった、60代になったら50代なんて・・・』って無限後悔するんだろうな」
って思ったのだ。

本当に唐突に思った。

そして、それはものすごく嫌だと思った。

「これからの人生で今日が一番若い」

という今まで何度も耳にしてきた言葉が初めて身にしみて感じられた。

どれだけ素敵な言葉や含蓄のある言葉でも、
結局自分の心にストンと落ちてこないと、
それはただの字の羅列。
人を動かすことなんて出来ないんだなぁ、
としみじみした私。

そんなわけで、一歩踏み出しました。

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