ビリー・エリオット
タイトルは良く耳にするので知っていたが、作品を観るのは初めてだった。今回も一切の情報を入れずに初見で観劇。劇場は先日RENTを観たSkyシアターMBS。今回は一階席だったがかなり観やすい席で、オペラなしでも表情がわかるくらいだった。子役が主人公なだけあって、観客にもちらほらと子どもがいた。
ストーリーは割愛するが、さすがビリー役を勝ち取っただけあって、エイト君はとても上手く、本当に踊ることが好きなんだなと感じられた。とても楽しそうで、自然と目が惹きつけられた。
マイケル役の燦汰君もコミカルな動きがとても可愛らしかった。
バレエガールズたちも1人ひとりが個性的で、良い空気感だった。
1番目を引いたのはリトルボーイの萬瑠くん。3歳で初舞台を踏んでいるだけあって、とても存在感があった。6歳であれだけできるのは本当に才能があるのだろう。今後がとても楽しみな俳優さんだ。
子役たちを観ていると、あの年齢でミュージカルの舞台に立てることがとても羨ましいなと思った。
バレエ演目だからバレエばっかりなのかと思えば、タップダンスがあり、かなり迫力があって、リズミカルなショー仕立てのシーンが度々挟まれていて、とても楽しめた。全員タップも踊れるのすごすぎ。ダンサーなら当然かもしれないが、私には到底できない。
演目としてもとても良かったのだが、美術や演出もとても良かった。大道具や小道具の魅せ方が良かったし、リアルにパンを食べたり、タバコを吸っていたり、演出が他ではあまり観ない感じだった。あとはライティングだったり、光の使い方が素晴らしかった。特にフィナーレ手前のヘルメットのライトの使い方。炭鉱へ向かう男たちと、ビリーの対比の演出がとても良かった。
カテコの時に突然撮影OKになったので、観に行く予定の人は携帯を出せる準備をしておく事をオススメする。
また機会があれば観に行きたい。今後の子役たちの成長も楽しみである。
Anne