ロンドンのランレースふりかえり
ロンドン駐在時代、仕事と育児の合間にランニングをしていたが、習慣化できずに、日本に帰国。もう2年以上前になってしまったが、記憶にある範囲で振り返ってみる。
1 人生初はロンドンのレース
渡英したらランニングのレースに参加するぞと意気込んでいたのだが、残念ながら新型コロナウィルスの影響で多くのレースが中止になった。ロンドンの感染状況は日本よりも悪かったにも関わらず、開催しているレースもあり、迷わず登録。Run Through主催の5kmラン(@Clapham Common)に初参加した。(同僚からは感染したらどうするのと心配されたが・・・)公園に集まってきた人たちのウェアを見ると、日頃から走っているような感じ。「私、参加してよかったのだろうか・・・」と不安になっているところ、男女一斉スタート。案の定みんな早い!公園内を走っているので、歩行者がいてぶつかりそうになっている人もおり、ある女性は前にいる人に「Get out!」と叫んでいて怖かった。順位はというと、Senior Womanのカテゴリーで最下位から2番目。ただ、自分的には自己ベストで走れることができて、達成感を味わえた。
ちなみに、Run Throughのランニングイベントは、走行中とゴール前で写真を撮ってくれて、ランニングの記録メールとともに、写真のリンクも送られてくる。家族と一緒に行かなかったので、このサービスはありがたかった。(写真代は支払っていないので、参加料に含まれているようだ。)
2 ロンドンの街なかを走る!
次の年は、LONDON SUMMER RUNにも登録し、10kmという、一度も走ったこともない距離に挑戦。会場最寄り駅の掲示板には、駅のスタッフさんからの手書きメッセージがあって、ナーバスになっていた自分を元気づけてくれた。
トラファルガー広場からスタート。もうすごい人、人、人!!
スタート会場には、DJもいて、音楽も大音量で大騒ぎ。ロンドンのど真ん中という恵まれたコースなので、周りをじっくり見ながら観光ランニング気分。
ところどころに応援チームがいて、ダンスや合唱、着ぐるみ団体、ブラスバンドなど盛りだくさん。中には、「ガンで闘病している〇〇さんのために」と書かれた布をウェアに貼って走っているチャリティーランの方もいた。10kmゴール付近には、夫と娘たちが待機していて、「ママ―!がんばれ~」の声が!そして、それを聞いた周りの女性たちが「Go on Mommy!」と声援を送ってくれた。ビッグベン近くのゴールまで何とか完走!
10kmは本当に大変だったけど、コースも良く、今でもその時の写真を見返して思い出している。
番外編:ロンドンでランニングしたい人におススメ
① Woman Runnning The World
朝、St. John’s Wood Church Gardensに集合し、準備運動したあとにグループごとに分かれ、街中にあるいくつかのブルー・プラーク(blue plaque)を目印に走る。ペース配分が大丈夫か、グループリーダーさんが何度も確認してくれて、とても親切だった。走り終わったらカフェに行き、朝ごはんやコーヒーをテイクアウトし、リラックスタイム。
私は、仕事のため継続的に参加するのは難しく、残念ながら1回のみの参加で終わってしまった。ランニング仲間が欲しい人にはおススメ。
※ ブルー・プラーク・・・イギリス国内に設置されている史跡案内板。
② parkrun
毎週開催される5km、2kmのコミュニティイベント。走っても、ウォーキングでも、ボランティアとして参加してもOK。私の住んでいる家の付近ではparkrunは開催されておらず、ID登録したものの結局参加できずに終わってしまった・・・。英国発祥だが、現在は世界中で、そして日本でも一部地域で開催されている。
以上が私のロンドン滞在中のランニングレース振り返り。
実は、北WalesのConwyで行われるレースにも申し込んでいたが、交通機関が不便なのと、宿泊施設が予約できず断念。
またいつの日かイギリスでレースに参加できることを夢みて!