あけましておめでとうございます
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
大晦日に紅白を見たのは家族がまだ一緒に暮らしていた頃で、1人で暮らすようになってからはずっと紅白は見ていない。
今はテレビを持っていないが、テレビがあった頃も紅白以外の番組を見ていた。
紅白が終わる頃合いを見計らってNHKにチャンネルを回し、「ゆく年くる年」を見た。
雪の降る中お寺に初詣に来る人たちや、護摩を焚くお寺の本堂の様子、お坊さんたちが除夜の鐘をつく様子などを見るのが好きだった。
1980年代には「ゆく年くる年」の後で、アジアの各都市の大晦日の様子が実況中継されていて、これも好きだった。
香港、シンガポール、マニラ、バンコクなどアジアの主要都市から、まばゆいネオンに彩られた街の様子や、大晦日のショーを楽しむ人々の様子、人気スターたちが繰り広げるステージの模様が映し出された。
日本のポップスベストテンのような歌番組の紹介があり、新年のカウントダウンの様子が放映された。
マニラから中継される歌と踊りのショーは完璧な英語で、アメリカナイズされて華やかだったし、その他の国々では現地の言葉で歌われるヒットソングが新鮮だった。
各国の言葉がその国独自のメロディーやリズムに乗っている場合は違和感がないが、アイドル歌手の歌とバックのダンサーたちの踊りが、曲も振り付けも洋風なのに言葉が英語じゃないのが、耳慣れないせいかすごく変で、病みつきになってしまいそうな面白さがあった。
きっと日本人の歌うポップスも、よその国の人の耳にはこんなふうに聞こえるんだろうなと思いながら見ていた。
昨夜は遅くまで元日に食べるものの準備をしていたので、寝るのが遅くなり、いつもは10時には床に就くのに、お風呂に入って出てきたのが11時過ぎていた。
新年の朝から料理はしたくなかったので、大晦日のうちにお雑煮のお汁を作ったり、だし巻き卵を焼いたりしていたが、料理しながらラジオのNHK FMで渡辺貞夫の出演する番組を聴いていた。
ナベサダは1933年生まれなので91歳だが、今でも現役でジャズを演奏している。
1970年代にFM東京で渡辺貞夫の「マイ・ディア・ライフ」という番組があり、毎週聴いていた。
昨夜はそのテーマ曲もかかった。
ヒットした「カリフォルニア・シャワー」はLPを買って聴いていた。
このアルバムに収録された曲が草刈正雄を起用した資生堂のコマーシャルに使われたが、ナベサダと草刈正雄が共演して楽しいCMだった。
昨夜の番組ではタイトル曲の「カリフォルニア・シャワー」はかからなかったが、YouTubeにあるので聞きながらこれを書いている。
ゴキゲンな曲なので、皆さんにもシェアしたい。
(「ゴキゲンな」は死語だと思っていたら、ピーター・バラカンがよく使う。ナベサダのこの曲は「ゴキゲンな」というのがピッタリ来るので、ぜひ聞いてみてください)
さて、元日の今日はゆっくり朝食のお雑煮とだし巻き卵を食べて、時間を気にせずのんびりしている。
これから郵便受けを見にいって、届いている年賀状を取ってくる。
私は28日に投函したので、元日に届いたかどうか微妙だが、毎年年賀状には自分で描いたイラストを印刷している。
2010年から始めたが、それまではスタンプや千代紙を貼り付けたり、絵も何も書かずに文章だけの味気ない年賀状だった。
前もって翌年用のイラストを描いておくのだが、歳と共に視力が落ちてイラストを描くのが不便になってきた。
それと、花のスケッチが多いのだが、描きたくなるようなものが身の回りにないと描けない。
また、印刷するのに色の濃度の調整が難しく、試し刷りを何度かしなくてはならないので、仕事が休みになってから1日は年賀状を作る日にして作業している。
去年から年賀はがきの料金が値上がりしたことでもあるし、年賀状は今年で終わりにしようと思い、そう書いて送った。
これまでに描いた年賀状用のイラスト(色鉛筆画)を紹介したいので、写真を撮って別記事にしようかな。
ヘッダーは今年の年賀状に使ったイラスト。これはビールに使われるホップの花。
最後になりましたが、2025年が皆さんにとって良い年でありますように。