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年賀状のイラスト(1)

 元日の昼間はテレビでサッカーの天皇杯決勝を見て、夜はウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートの中継を見るのがお正月の楽しみだった。
 テレビがなくなってからはラジオでニューイヤー・コンサートを聴いていたが、去年は元日に起きた能登半島地震のために放送されなかった。
 被災した人には申し訳ないが、毎年楽しみにしているのでどうしても聴きたくて、メールでうにゃさんに残念がったら、ネットのBBCのサイトで聞けると教えてくれた。
 すぐに検索してアクセスしたら、ニューイヤー・コンサートが始まっていたので聴くことができた。

 今年は何事もなく、ラジオで聴くことができた。
 もう40年以上聴いているが、アンコールの「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」は毎年必ず演奏される。
「ラデツキー行進曲」は聴衆と一緒になって手拍子をしている。
 終わると感動のあまり、「ブラボー」と叫んでしまう。
 これを聴かなくては1年が始まらない。

 テレビなら美しい衣装をまとったバレエダンサーの踊りも楽しめるし、休憩時間のウィーンの街の様子を映した映像も興味深い。
 物語風に作られているので、セリフのない、質の良いコマーシャルフィルムのような感じがすることもある。
 以前はヨーロッパのどこかの国で、自分の家のテレビを映してYouTubeでライブ中継してくれる人がいたが、最近は規制が厳しくなったのか、探してみたが見当たらなかった。
 そのうち誰かが録画をアップしてくれるかもしれない。

 さて、年賀状のイラストを紹介しよう。

2010年

水仙

2011年

ブリーディング・ハート(けまん草)

2012年

すみれ

 2010年〜2012年までは80年代に描いた絵を使った。
 これはみんなうちの庭にあった花。
 スケッチブックに描いたものをスキャナーでiMacに取り込んで、ハガキのサイズに縮小して印刷した。

2013年

さえぐさじゅんさんにいただいた花束

 98年の冬休み、さえぐさじゅんさんに約束していたフルーツケーキを焼いて、近くのカフェで待ち合わせした。
 先に着いたのでケーキとコーヒーを注文して待っていると、間もなくさえぐささんがやってきたのが窓から見えた。
 買い物に行った帰りに寄ると言っていたが、マウンテンバイクの前のカゴにたくさん荷物を積んでいる。
 荷物の上にふわりと置かれた黄色い花束が、離れたところからでも目を引いた。
「あ、いいな」と思って眺めていたら、入ってくるなり、「はい」と差し出された。
 それがこの花束で、家に帰って早速スケッチした。
 黄色い花ばかりを集めた明るいブーケ。こんな花束もおしゃれで素敵と感心させられた、花好きの彼女らしいプレゼントだった。

 そのときはスケッチブックにスケッチしたのでもっと大きい絵だったが、2013年の年賀状用に絵手紙用のハガキサイズの画学紙(ポスター紙)に描き直した。
 これは横向きにしたハガキ全体に絵があるようにして、文字は余白に小さく書いた。

2014年
 87年の夏に2度目のカナダ旅行をして、プリンス・エドワード島のモンゴメリの生家に行った。
 生家の横手にダークグリーンのベンチが置いてあり、そこに座っているところを写真に撮ってもらった。
 その写真を見て描いた絵。
 黄色い花はYellow Loosestrifeだと思う。日本ではリシマキアという名前で扱われている。

2015年

アメリカンブルー

 ここに越してきてから育てた鉢植えのアメリカンブルーを見て描いた。
 私は青い花が好きなので、今もアメリカンブルーを育てている。

アメリカンブルー


2016年

 チラシ広告に載っていた写真を見て描いた、けっこう適当な絵。
 写真のアレンジメントは白いチューリップだが、白は印刷インクがないのと全体に地味なので赤いチューリップにした。
 これも目一杯絵が来るように印刷した。

 
 ここまでで半分だが、疲れてしまったので(見る人も疲れるだろうし)、続きはまた明日か明後日にしよう。
 
 

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