「仕事はみんなで協力してやるもの」1話の真逆発言!?人物の描き方について。 「わたし、定時で帰ります」2話
ちょっと間が空いてしまいましたがw
先日から書き始めた、「わたし、定時で帰ります」のドラマレビュー。今日は2話について。
正直、2話にはあまり印象的なコトバはなかったのですが、ストーリーの構成と人物の描き方に「なるほど!」と思ったので、それについて書こうと思います。
2話は、産休・育休から復帰した働くママのお話でした。
やる気がありすぎて、結果的に空回りしてしまう…
空回りがミスを招き、巻き返したいのに、なかなか上手くいかない…
責任感が強いあまり自分自身を苦しめてしまう悪循環が描かれるなか、吉高由里子さん演じる主人公・結衣から先輩ママ社員に発せられたコトバがこちら。
「仕事は一人でやるもんじゃない。みんなで協力してやるもんだって教えてくれたのは、先輩でしたよね」
はい…拍手!
いや、このコトバ自体は普通なんですよ。特に目新しくもない、ありがちなセリフです。
でも、覚えているでしょうか。
1話で、結衣はこう発言していたんです。
「みんなで1つのことをしてたら会社が回らないよね」
「私たちは私たちの仕事をする。で、手を貸してって言われた時は、手を貸す」
「みんな否定」からの「みんな肯定」という真逆ともとれる発言。
さすがだわぁぁぁぁぁ。
そう、そうなんだよ。仕事とプライベートを単純に切り分ける話じゃないんだよ、このドラマは。(←すっかりファン)
1話で割り切った性格を見せたかと思いきや、2話での人間味あふれるストーリー。
「これでこそ、人だよな」と思わせる人物の描き方に、ますます結衣とこのドラマが好きになる私でした笑
「みんなで1つのことをしてたら会社が回らないよね」
からの、
「仕事は一人でやるもんじゃない。みんなで協力してやるもんだって教えてくれたのは、先輩でしたよね」
この両方の発言があってこその結衣のキャラクターなんだなぁ。
それにしても「みんな」ってコトバは、簡単に使いがちだけど、捉え方がさまざまで奥が深いコトバですよね。
使うときはしっかり考えて使いたいなぁと改めて思いました。