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強気と根気と負けん気と

コロンビア滞在はあっという間に2週間を超え、残り半分。

この2週間は怒涛の日々で、母の病院に付き添ったり手続きをしに行ったりでとにかく動き続けているのだけれど、一つの目的を完遂させるための工程がいくつもあって時間がかかる。

医者から薬を処方されたらその処方箋を保険会社にオンラインで送る→保険会社が承認をする(4日程度かかる)→薬局に薬を取りに行くといった具合に、薬をもらうだけでも1週間以上かかったり、高齢の両親が対応するにもいつか限界が来るんだろうなと知るきっかけになった。(幸か不幸か手続きのオンライン化が進んでいるので、申請自体には足を運ぶ必要がないけれど、そのオンラインでの対応にもいつまで適応できるか..)

私はコロンビアに住んだことがないので、どんな動きで物事が進むのか判断できない。そのため母が言うように動くんだけれど、それって非効率的では?と思うこともしばしば。(ネットの料金が急に値上がりしたから支店に直接行って交渉するとか笑)
けれど他の人も同じような話をしていて、母だけのケースではないと知る。みんな同じように動いているのだ。

とにかく疑問があれば直接聞きに行く。おかしいと思ったら強気で交渉する。
それができないと恐らくコロンビアで生き抜くのは難しく、カモにされるんだろう…

ビジネスの側面でいうと、少し前に交渉した話が数日後まるっと全然違う話になっていたり(電話で交渉することも多くて証拠がない)、値段が急に変わったりもしばしばあるらしい。想像はしていたけれど、日本でさえビジネスを続けることに苦労するのに、コロンビアをはじめ別の国でビジネスをしている人は本当にすごいなと思う。

いとこはペット関連のビジネスをやっている起業家なのだけれど、騙されることも日常茶飯事らしく、そんな経験の積み重ねが起業家として成長させてくれるのだと語っていた。

メンタルチキンの私だったら、交渉するだけでも恐らくヘトヘトになってしまうだろうなと思いつつ、いつかは南米の現地雇用につながるビジネスも立ち上げたいと少し考えているので、その時が来たら現地に合わせたやり方で適応せざるを得ないのだろうなと感じた。

SOL LUNAについて話すと移民女性の支援といった部分はあまり反応が良くなく(そんな支援が必要だとは思わないのか、はたまた日本に移民が存在することにいまいちピンと来ないのか)、どちらかというとパーティーアイテムの販売についてすごく興味を持たれる。

大体はパーティーをデコレーションするビジネスだと勘違いする人が多くて、根気強く説明すると(話聞かない人も多い)やっとプロダクトを販売していることを理解してくれるけれど、そこはやはり南米。自分で飾り付けをするイメージを持たない人が大半!(大体はパーティーデコレーションのプロを雇って飾り付けをするので)

自宅で、ましてや小規模で飾り付けすることがなかなか受け入れられないので、SOL LUNAのビジネスモデルはやはり日本や東アジアにあったものだろうなと実感した。

普段話さない人とたくさん話すきっかけがあるコロンビア滞在。
あと2週間、もっといろんなことを吸収して帰りたい。

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