うちの日韓ハーフ達が日本の小学校で驚いたこと
4月に新学期が始まりひと段落のゴールデンウイークもあっという間に終わってしまいましたね。
子供たちも大きくなると「どこか行かなきゃ!」という強迫観念もなくなり(大学1年と高2)…… 逆に誘っても断られてしまうㅠㅠ
2015年日本に移民してきたうちのハーフ達ですが、息子は小学5年生・娘は小学3年生にそれぞれ編入しました。
ハーフ達の当時の日本語レベルは?
子供たちの当時の日本語レベルは、うーん……
韓国では家の中で日本語を使うようにしていたので会話は問題なかったようですが、使う日本語が限られていたため少し苦労したようです。
息子:ひらがな・カタカナOK、漢字一部OK(漢字好きでした)
算数の進度は韓国のほうが少し早かったので問題なし
娘 :ひらがなは「あいうえお」のみOK、「カタカナ・漢字」レベル0
漢字テストは毎回苦労してました
算数はOKでしたが、文字を読むのに苦労した模様
テストでは先生が漢字全てにルビをふってくれました!
多少の不便さはあったもののうまく日本の小学校になじんでくれたので、本当に助かりました。
今じゃ日本人と変わりありませんが、いろいろ緊張してたんだろうなと思うとこみ上げてくるものが……(ToT)/~~~
頑張ってたよなほんとうに。
日本の小学校でハーフ達が驚いたこと
同じアジアですが、やはり国が違うと文化や習慣も異なります。
内心「えっ」と驚きながらもうまく適応していく子供たちの柔軟さは素晴らしいです。
うちのハーフ達が日本の小学校に通って驚いたことは主に下記の4つ
先生に敬語を使わない
友達が純粋である
給食のカレーが黄色じゃない
本格的な運動会
「給食のカレーが黄色じゃない」どういうこと?って思いますよね。
安心してください、1つずつ説明していきます。
先生に敬語を使わない
ハーフ達が一番驚いたことです。
「先生に敬語を使わない」
韓国では絶対に考えられないこと。
ご存じの方もいらっしゃるとうり、韓国では初対面でも年齢を尋ねるほどです。
年上の人を敬う文化なので「先生と仲良く友達のようにお話しする」なんて絶対にありえません。
家に帰ってきて「オンマ、みんな先生に敬語使わないんだよ!」って興奮していました。
友達が純粋である
日本の子供たちは韓国人の同じ年の子に比べて幼いというか純粋だそうです。
具体的にといわれると困ってしまうようでうまく説明ができないのですが。すれてないというか、子供っぽいというか……うちのハーフ達が実際に両方の小学校に通って肌で感じたことです。
本格的な運動会
日本の運動会は日曜日に朝早くからはじまりますよね。
練習もしっかり1ヶ月くらいします。
しかし、ハーフ達が通った韓国の小学校の運動会は平日におこなわれました。
低学年は午前、高学年は午後にそれぞれ開催され「運動会」というよりも体育の延長みたいな感じでしたよ。
練習もほとんどしてなかったのじゃないかしら?
補足ですが、韓国では「赤と白」ではなく「青と白」にわかれます。
体育の延長みたいな運動会しか知らなかったハーフ達が本格的な日本の運動会に驚くのも当たり前ですよね!
(ちなみに夫アン氏の頃は日本のような運動会だったようです。)
給食のカレーが黄色じゃない
韓国でも給食でしたが、日本の給食は美味しいと娘は喜んでました。
(あ、韓国の給食もおいしいです!たんに娘の好み問題…)
給食にカレーがでたときのこと。
「オンマ、日本のカレーは黄色じゃないね」とひとこと。
そうなんです、韓国のカレーは本当に黄色いんです。まっ黄色。
日本のカレーは黄色というより茶色に近い色をしていますよね?
しかし、韓国のカレーはクレパスの黄色なんですよ!
韓国にいたときは逆に私がびっくりしました、カレーが黄色すぎて。
他にも色々あったようですが、以上がうちのハーフ達が日本の小学校で主に驚いたことです。
韓国にいたころは「オンマが日本人だ」とあまりよく思われなかったこともあったようです。逆に日本では「○○の仕方は知っているんだね」とか「(指で)数の数え方がおかしい」のようにちょっと皮肉っぽく言われることもありました。
「郷に入っては郷に従え」といいますが、韓国でも日本でもみんなと同じことが良いとされ、少しでも違うと変な目で見られてしまうのは何だか悲しいですよね。
2つの文化の中で良いことも悪いことも経験しながらたくましく育ってくれているハーフ達は、私の宝物です。