犬の終活
犬の終活。
我が家の犬は10歳になり、日々シニア感が増している。
犬の老化が目にみえると、愛おしい気持ちで心が見たされると同時に、時間に限りがある悲しい事実を思い出すので、寂しい悲しい気持ちになる。
できれば老化しているのを見たくない。老化しているのに、目を瞑りたい、というのではなく、そもそも老化してほしくない。
ずっとずっと何年もこれから一緒に過ごしたい。
けど、その願いは叶わず、どんどんと進む老化。
犬はいつどこでどのようにして、体調が急激に悪くなるかわからない。日々、そうなる確率もどんどんと高くなる。
ということで、今は「最後の日でも後悔がないように」をかなり意識するようになった。
散歩は毎日のルーティンなのだが、若い頃は「運動させること」が目的になっていたのに対して、いまは運動をしつつ、とにかく刺激的で楽しいリラックスできる時間になるように心がけている。
そして、今までは食事にはかなり気を使いおやつはほぼあげていなかったが、今年にはいってからは、健康に害がない範囲で美味しいものをたくさんたくさんあげている。
死ぬまで愛犬としたい旅行も具体的に日付が決まり、やっておきたいことをするには今しかない!と使命感とワクワク感に溢れている。
心地いいベッドも買って、欲しいおもちゃも買って、好きな場所に行って、犬がしたいことはなるべくするようにしたいと思う。
それは甘やかしていると思うかもしれませんが、、、それが何か?
完全に甘やかしている。全くその通り!
(今考えると、シニア期まで待たずに若い頃からもっと肩の力を抜いておけば良かったとも思うが、終わったことはしょうがいない)
ということで、「犬の終活」。
犬の終活をしていると言うと、生きている時から死を意識しているというと、批判的な気持ちをもつ人もいるかもしれないが、犬との時間が無限ではないことを意識しながら一瞬1秒を大切に過ごしたいという意味での「犬の終活」。