旅好き必見!|サスティナブルなホテルに泊まろう。
旅行になかなか行きづらい、今。
コロナが収束した後、「一番初めの旅先はどこに行こう?」と少し先の未来の旅先を決めている人も多いのでは?
今回は旅好きの人たちにこそ知って欲しい、サスティナブルなトラベルプランをご提案。旅先での新たな選択肢のひとつとして、検討してみてはどうだろう?
日本はまだ馴染みの薄いBIO HOTEL(ビオホテル)。
「BIO HOTEL(ビオホテル)」という言葉を耳にしたことがあるだろうか?
BIO HOTELとは、オーストリアのホテル経営者たちで発足されたビオホテル協会(Die BIO HOTELS)は、2001年に観光業で認定されたオーガニック品質を定着させた協会である。
BIO(ビオ)は、オーガニックのことを意味します。BIO HOTEL®(ビオホテル)では、食事や飲み物、コスメ(シャンプー・石けん・スキンケア等)は、すべてBIO(オーガニック)。タオル、ベットリネン類、さらには、施設の建材や内装材も可能な限り自然素材を使用し、再生可能エネルギーの積極的な活用を含め、CO2排出量削減にも厳格に取り組んでいます。
ビオホテル協会の厳しい基準を満たして認定を受けたホテルは、ドイツ、オーストリア、イタリア、スイス、フランス、スペイン、ギリシャの7か国、約100軒(2016年12月現在)。 美味しい100%BIO(オーガニック)の食事とレベルの高い環境マネージメントにより、最も信頼できるエコホテルとして急激に市場での存在感を高めています。
(出典)BIO HOTELS JAPAN https://biohotels.jp/about/
普通のホテルとは何が違うの?
まず、BIO HOTEL(ビオホテル)として認定されるためにはいくつかの厳しい審査をクリアしなければならない。主な審査基準としては以下。
①オーガニック品質審査
ホテルで提供されるもの全てにおいて最高ランクの認定オーガニック品質審査を受けなくてはならない。
たとえば、ファシリティはナチュラル化粧品のみが使われているか?提供される食事は地元から調達できるエコな食材で構成されているか?など。
②二酸化炭素エネルギー量検査
BIO HOTELで認定される施設のほとんどは100%グリーンエネルギーが採用されている。
というのも、ホテルから排出される二酸化炭素排出量は協会が定める基準以下となっているか?建物は天然素材を使い、生態系を壊していないか?などが審査基準に入っているからだ。
③地域性
協会では、ホテルと地域の繋がりも重視される。地元に雇用が生まれ、地産地消の中心となる役割を担えているか?という点もチェック項目のうちのひとつだ。
ヨーロッパでは、新婚旅行先としてBIO HOTELを選ぶカップルがいたり、断食プランを提供する場として施設が利用されたり、電子機器から離れて1日キャンドルの火だけで生活するプランがあるなど、幅広い用途で施設が利用されているらしい。
日本にBIO HOTELはあるの?
実は、日本にもBIO HOTEL協会から認定されたホテルが2箇所だけ存在する。(毎年審査があり、厳しい認定基準から外れてしまう施設もあるようだ。)
①Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)
北海道中富良野にあるAuberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)。野菜ソムリエプロの夫婦が営む全3室のホテルで、敷地内自家菜園で栽培した野菜やハーブを中心に、生産者を直接訪問して確認した最高の食材を使用した『やさいイタリアン』を提供しているとのこと。北海道民なら一度は行ってみたいところである。
(引用)https://biohotels.jp/certified/aubergeerbastella/
<About>
Auberge erba stella(オーベルジュ エルバステラ)
adress: 北海道空知郡中富良野鹿討農場
rooms: 全3室 定員8名
https://www.erbastella.com/
②八寿恵荘
八寿恵荘 は、日本で初めてBIO HOTEL認証を取得したホテル。厳しいヨーロッパの基準もクリアーできるほどの、安全・安心・環境への配慮がなされた、エコを完璧に追求した世界屈指のホテルである。カモミールのお風呂「華密恋の湯」も八寿恵荘 ならでは。ぜひ体験してみたい。
(引用)https://biohotels.jp/certified/yasuesou/
<About>
八寿恵荘
adress: 長野県北安曇郡池田町広津4098
rooms: 全8室:和室7室、洋室1室(バリアフリー対応)
http://yasuesou.com/
今回ご紹介したのは宿泊施設だが、BIO HOTELではレストラン・カフェ等の飲食店、美容室、エステサロン、オフィスなど、様々な空間の認証・プロデュースを実施しているそうだ。
認定のハードルはかなり高いが、承認されればきっと大きなPRになることも期待できるだろう。
詳しい認定方法については。BIO HOTEL JAPANをチェックしてもらうことをオススメする。
さいごに。
BIO HOTEL協会には、ウェルネス、アレルギーフリー、アクセシブル、動物のゲストが共に泊まれるなど、本当に多くの人がゆったり寛げるホテルの機能が備わっている。
国内にももっと多くのBIO HOTELが認定されることを、心から楽しみにしている。
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