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事実婚の幸せ

最近話題になることも多い、選択的夫婦別姓の話。
反対している人たちには、色々と理由があるとは思うけれど、そういう彼らは実際に、別姓で暮らして、共に生きて、生計を立てて、子供も育てて、ときには喧嘩したり、中には別れる人たちもいて・・・・という実際に夫婦別姓という生き方を選択している人たちと直接話したり、個人的な関わりをもったことがない人たちも多いんじゃないのかな、と思うこともあります。

別姓の場合、子供が産まれたらどうなる・・・?という疑問も聞きますが、日本では別姓が認められていないだけで、海外では別姓で子育てしてる人たち、たくさんいます。私の親戚にもいました。過去形なのは、もう既に子育てを終えていたり、子供がある程度の年齢になって離婚した夫婦もいるからです。

今でも、女性が姓を変えなきゃいけないわけじゃないけど、実態として、95%以上のケースで女性が男性の姓に変えて結婚する、というデータもあります。無意識のうちに、そういうものだとインプットされていたり、あるいは男性側が社会的なことを考えて姓を変えたがらないケースもあるでしょう。積極的に選んだ結果といよりは、最初からそんなに選択肢がない、と思った結果、という場合も多そうです。

私は、自分のあり方が事実婚であることにたいして、良かったとか、悪かったとか思っていないというか、正確にいうと、「今が幸せ」という実感が確かにある、ということなんだと思います。別姓でいられることも、心地よいものです。より良い生き方ができる人が増えるなら、ぜひ日本でも夫婦別姓の選択肢を、と思います。

歴史は変わっていくもので、これまでも私たちは多くの変化を作り、受け入れ、継承し、そしてまた壊して、作り直して、ということもしていきました。昔は女性に参政権がなく、雇用の平等もありませんでした。

変わらないものと変わりゆくもの。
それを識別しながら、変化を受け入れ、ときには大きな変化も恐れず作り出し、壊すことさえも恐れずに生きていきたいな~と思うこともあります。
もちろん、歴史から学ぶことは必要です。

そうそう、よく事実婚のメリットとして、親戚づきあいしなくていいから、という人がいますが、私たち夫婦はお正月も二人そろってそれぞれの実家に顔を出し、「家族」として一緒に過ごします。相手への感謝とリスペクトがあれば、幸せな時間となります。
皆さまも、それぞれの幸せのあり方を見つけられますように。

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