キャンプの効用
幸せは相対的なものであり、苦難との落差があってはじめて幸せと認識できる。したがって、幸せを維持するために敢えて苦難を甘受することも時には必要となる。かっこつけて小難しく言ったけど、要するに安楽な生活ばかりしているとそれに慣れてありがたみを感じなくなってしまうのでたまには疲れることや面倒くさいこともしたほうがいいよということだ。私はキャンプの効用もそこにあると思う。荷づくりのめんどくささ、テント設営のだるさ、メシは旨いからまぁいいとして快適な家の布団とは違いゴツゴツした地面の感触を味わい寒さや結露を気にしながらの浅い眠り、テンション爆上げで暴れる犬たち、撤収の億劫さ、大抵風呂に入れないから煙くさい服のまま長時間過ごすことの落ち着かなさ。こうした不便を敢えて味わうことで普段の家での生活がいかに快適でありがたいか実感できようというものだ。キャンプっていいものだなぁ。夫に誘われて行くたびにめんどくさく思ってたけど、ようやくキャンプの良さに気づいたよ。大自然に囲まれるエクスペリエンスに感謝だね!
ということを夫に話したところ「めっちゃ嫌がってますやん」と言われた。
おわり
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