West side story②
“West side story“ を見てもう一つ考えたことがある。
私は、最近プライベートで自分の想像を遥かに超える経験をした。
そんな私に母はこの言葉を授けてくれた。
『事実は小説より奇なり』
まさに、この言葉がぴったり合ってしまうようなこの体験は私の心に大きく突き刺さった。
正直、きつかった。
今でもきつい。
一番傷つけたくない人を傷つけてしまう。
こんな経験をしてからは、映画への向き合い方が180度変わった。
『映画なんて所詮は空想だ!現実ではない。』
という考えから、
『映画は所詮人の頭の中で思いつく範囲の事物だ。現実に起きる可能性は十分にある。むしろ、これ以上のことが現実には起きるのだ!』
現実世界と映画やドラマの世界を切り離して考えるから、
自分の身に想定外のことが起きた時に大きなダメージを受けてしまう。
ならば、
いざというときに備えて映画の中で練習をしておこう。
そう考えるようになってから
映画への感想が大きく変わった。
今回の”West side story”では
それぞれの立場の登場人物がみんな自分のことや自分の周りのことしか考えられなかったことで起きた悲劇だと思う。
自分のことは大切だ。
家族や恋人、仲間、友人のことが大切なのも当然だ。
でも、
敵にも、
誰にでも、
同じように大切なものがあることに誰も目を向けなかった。
偽善者でもいい。人には優しくしろ。
これも母から教わった言葉だ。
相手の立場に立って気持ちを慮ることができたなら、
こんな悲劇は起きなかったように私は思う。
人のことを思いやれ。
自分のことばかり考えるな。
それは、自分以外の身内はもちろん
恨んでいるあの人でさえ、
大嫌いなあの人でさえ、
大切な命、大切な家族がいることを忘れてはいけない。
私は、
相手のことを考えられる人間になる。
と、
口で言うのは簡単で
実行するのはとても難しい。
頭では分かっていても、
心が全然追いつかないよ。
いつか、私は
そんな大人になれるかな?
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