どの企業が就職先として安定してる?
今日は【リスク】について考えたいと思います。
今、ちょうどファイナンスを学んでおり、リスクということについて学ぶ機会があったので、少し自分の整理のためにも。
※勉強中の身なので書いていることが必ずしも合ってるとは限りませんので、私の意見として書かせていただきます🙇♀️何か間違っておりましたらご指摘いただけますと幸いです!
リスクが高いから、止めたほうがいい。
そんなことを何か意思決定するときに考えたりしませんか?
このリスクの高い、低いはどう判断されるのでしょうか?
例えば、熱いヤカンに手を伸ばしたときにやけどをするリスクは何%でしょう?高いでしょうか?低いでしょうか?
現実的に考えると、やけどする確率は100%だからリスクは100%!リスクは高いに決まっている!!!って思いますよね。
ただ、ファイナンスの視点で考えると実はこれはリスクは0%
ファイナンスの世界では確実に起こることをリスクと考えないのです。
ファイナンスの世界では、リスクは不確実性であり、ばらつきと捉えられています。
リスクは定量化できるので、株式市場でもリスクを評価する際に使われているのですが、今回私が考えたいと思ったのは【リスクの正体】
本題に入れればと思いますが、最近就活関連のこんな記事を見ました。
学生に就職を勧めたい大手企業ランキング100
ここにランキングしている企業は誰もが名前を聞いたことがあり、もしかしたら一度は憧れたことがある企業かもしれません。(私も新卒のときはそう。(笑))
このポイントの計算の仕方は、各大学(551校から回答)に「大学のキャリアセンターが学生に勧めたい大手企業ランキング」として、学生に勧めたい企業を6社連記で記入してもらい、1番目に書いてある企業を6ポイント、2番目を5ポイント、以下4、3、2、1ポイントとして集計したらしい。
記事では、メーカーやインフラ企業など「安定している」企業が上位に来たと書いていました。
ここで言う安定しているということはどういうことなんだろう?とふと思いました。
確かに、財務的に健全な企業が上位に入っているかもしれません。
ただ、先にも述べたように【リスクは不確実性】
この中のランキングしている企業に就職したとしても、ずっとこの先安定していると言えるのでしょうか?
私はスタートアップに勤めているのですが、なんとなく学生が就職する時には「安定していない」とイメージがもたれがちかなと思います。一方で、そことトレードオフで成長を求めるみたいな。
そういう一般的なイメージがある(と思っている)中で今年、コロナの出現。
私たちの生活は大きく変わり、身の回りの業界も大きく変化し、本当に何が起こるか分からないなと身に染みて感じてます。
大手がチャンスと思って狙っていた市場がいきなり小さくなったり、なくなったり、逆にスタートアップが取り組んでいたスモールな市場がチャンスになったりしているのです。
「リスクが不確実性」だとしたら、これってどの業界・企業にも当てはまるものだなと。つまり、リスクはどこにでも潜んでいる以上、必ずしもここが安定していると決めつけられないなと。(少なくともファイナンス的には。笑)
なので、いわゆるランキングに入っている企業に就職をしても、スタートアップに就職をしても、みんなある意味リスクを取っていると思います。
安定性って就職活動時にはかなり大事なキーワードになりそうな世の中かと思いますが、そんなのはどこにも存在しないなと。
学生の方で、安定性を重視している方がいれば、先にも述べたようにどの企業にも不確実性は存在するのでリスクはある(大なり小なり)ので、それ以外の自分の軸を持って活動していってほしいなあと思った次第でした。
結局、どこにでも不確実性がある(=リスクがある)ので、自分が選んだ選択を正解にしていくぐらいにしよう!と自戒の念を込めて思っております。笑
※学生の方へはこの企業に入ることをお勧めしないとはもちろん言わないですし、どの企業も私自身は素晴らしいと思ってます。そしてこの記事はあくまで個人の見解です!