好きな映画
僕が好きな映画の一つに『パンダコパンダ』(1972年)がある.登場人物のほとんどを好きになっているほどだ.ということで,ミミ子も,ミミ子のおばあちゃんも好きなので,誰かのおばあちゃんの話とかを聞くとちょいちょいミミ子のおばあちゃんを思い出してしまう.若林さんの『社会人大学〜』を読んでいて,若林さんのおばあちゃんの話が出てきて,ミミ子のおばあちゃんを思い出した.
うちのおばあちゃんは父がたの方も母がたの方もまだ生きているが,いつかはお別れの時が来るのだろう.自分が子供の頃,熱を出してしまっておばあちゃんの家に預けられたことがある.おばあちゃんは優しく,それでも世話焼きすぎるほどではない絶妙な暖かさで迎えてくれた.あっという間に夕方になり,父が迎えにきた.そんなことを思い出した.どうしておばあちゃんは強くて暖かいのだろうか.20年以上生きているが,特に最近,僕は年々弱くなっている気がする.ミミ子みたいに立派になれていない.
父になり,娘ができたら自分の娘には強い人になって欲しいので,ミミ子という名前にしようと思う.大丈夫,娘よ.安心してほしい.私はまず結婚にこぎ着けないだろうから.もうこうなったら,良い竹ヤブを所有しているところの女性に嫁いだろうかな.
いい映画はその世界に没頭させてくれて,見たものの想像力を発揮させるもの.見るものの想像力に頼っていないで,むしろそれを引き出すもの,なのかもしれない.