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YouTubeショッピングとは?
こんにちは。あんコーポレーション株式会社の小林です。
今回は、まだ日本でもあまり知られていない「YouTubeショッピング」についてまとめていきたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1668626819917-BVvuZAWpi8.png?width=1200)
はじめに
2022年11月16日、YouTubeは「YouTubeショートをチェックしながらショッピングができる機能」の開発に取り組んでいると報じられました。YouTubeが広告収入の低下を受け、ショッピング機能の拡充に着手しているようです。
また、2022年7月20日には、世界最大級のECプラットフォーム・Shopify(ショッピファイ)がYouTubeショッピングとの提携を発表し、日経新聞などでも大きな話題となりました。
YouTubeチャンネル運用者は、ショッピング機能を利用して、次のようなことが可能です。
ストアを設定して YouTube と連携させることで、動画とライブ配信でグッズなどの自身の商品などを紹介する
他のブランドの商品を動画、ショート動画、ライブ配信で紹介する
動画、ショート動画、ライブ配信で紹介した商品のパフォーマンス指標を表示する
視聴者が最も関心を示した商品を把握する
YouTube ショッピングの機能
YouTubeショッピングには、以下のような機能があります。
チャンネルのストア
動画の終了画面への商品表示
動画とライブ配信での商品のタグ付け
チャットでの商品の固定表示
なぜYouTubeショッピングが注目されているのか
YouTubeショッピングでは、投稿動画やライブ配信上でダイレクトに自社ECサイトの商品ページにアクセス可能なため、商品購入につながりやすいというメリットがあります。
中でも、ライブ配信で商品紹介を行うライブコマースは、リアルタイムで視聴者の質問に答えることで、商品の特徴や利用法についてよく知ってもらい、商品購入に対する不安を少なくすることができます。
海外では、中国、アメリカを中心にライブコマース市場が急成長しており、中国では40兆円規模の市場になると予想されています。
YouTubeは10代〜40代までの全ての世代で利用率が90%を超過しており、Instagramなど他のSNSと比較して圧倒的であることからも、日本でも、YouTubeを通じたライブコマースへの期待が高まっています。
YouTubeショッピングを始めるのに必要なもの
YouTubeショッピングを始めるには、以下の3つが必要です。
要件を満たしたチャンネル
連携可能なECプラットフォーム
ポリシーに違反しない販売商品
順番に説明していきます。
1.要件を満たしたチャンネル
チャンネルの主な資格要件に、以下のようなものがあります。
チャンネルの収益化が承認されている。
登録者数が 1,000 人を超えている、または公式アーティストチャンネルである。
対象視聴者が子ども向けに設定されておらず、子ども向けに設定された動画の数が多くない。
収益化ポリシーに違反する動画の数が多くない。
など
チャンネルが要件を満たしているかどうかは、YouTubeの管理画面(YouTubeStudio)で確認することができます。
YouTubeStudioの左サイドメニューから「収益受け取り」を選択し、「ショッピング」のタブが表示されていれば、ストア連携が可能です。
![](https://assets.st-note.com/img/1668623934242-AvpdEaNHUc.png)
2.連携可能なECプラットフォーム
2022年11月現在、YouTubeにリンク可能なプラットフォームは以下の4つです。
![](https://assets.st-note.com/img/1668623933742-4oI9ENX7ED.png)
Shopify(ショッピファイ)
Spreadshop
Spring
SUZURI(スズリ)
このうち、2〜4はオンデマンドプリント商品専用のプラットフォームとなります。
より様々な商品を販売できるのは、Shopify(ショッピファイ)といえるでしょう。
注: 音楽チャンネルでは、Shopify またはサポートされているグッズ販売パートナーのいずれかのショッピング機能のみを使用できます。
3.ポリシーに違反しない販売商品
商品には審査があります。
YouTubeチャンネルにストアがリンクされると、商品が Google のポリシーと Google Merchant Center のポリシーに準拠しているかどうかを審査されます。
また、Google Merchant Center で、不承認となった商品の審査をリクエストすることもできます。
審査は通常、数日かかるようです。(弊社では数時間で連携できたケースもございました)
YouTubeショッピングで販売できるもの
YouTubeショッピングでは、無形商材は販売できません。
また、有形商材の中であっても、上述のGoogleのポリシー規約上、販売できないものもあります。
YouTubeショッピングに掛かるコスト(Shopifyの場合)
ShopifyでYouTubeショッピングを開始する場合、以下のような費用がかかります。
ECサイト構築費用
Shopifyの月額の利用料($25〜)
売上にかかる決済手数料(目安:クレジットカードで3.4%程度)
なお、2022年11月現在、YouTube側への手数料などは発生しません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでくださった皆さんの中には、YouTubeショッピングを始めてみたい!と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
具体的な連携方法などは、また別記事にてまとめていきたいと思います。
なお随時、記事内容はアップデート予定です。
※【動画あり】YouTubeショッピングの制作事例はこちらよりご覧ください。
※お問い合わせはこちらよりお願いいたします。
最後に
弊社は、まだ設立したばかりの、小さな制作会社です。よかったら応援の「スキ」をよろしくお願いいたします!