LasVegasへBTSに会いに行く話_1
「え、なんで?行ってくればいいじゃん」
このひと言がなかったら。
もしかしたら行かなかったかもしれない…なんて思う。
ラスベガスでコンサートのお知らせが最初に来たとき、まず思い浮かんだのは、"またアメリカ"
どうせ行けないからオンラインで楽しむしかないな…
LAのときみたいに行ける人を羨んでしまう自分を想像して少し憂鬱になった。
でもこればかりはしょうがない、このご時世、隔離があるしそんなにお休みとれないし。何より子供がいる。
きっとオンラインあるからそれを楽しもうって思ってた。
少し経ったある日、なぜか家でバンタンの話になり。
またアメリカでやるんだよコンサートって何気なく旦那に伝えた。どうせ行けないけどなんて言っていたら…
「え、なんで?行ってくればいいじゃん。せっかくなんだから。こんな機会ないんじゃないの?」と。
「何言ってんの?隔離期間あるんだよ?子供達もいるし、仕事だってそんなに休めないし。」
「まあね、確かに…」
なんて会話をした。
きっと本当に行くなんて思ってないから言ってるんだな…軽く言わないでほしい。この複雑な気持ちわかんないんだろうな、なんて考えてた。
それから数日後、チケッティングの前日だったか、ふと思い出してアミ友に連絡した。なんとなくあの子は行くんじゃないか、という予感があった。
そして聞いてみるとやはりチケッティング参加すると回答がきた。
「行かなかった事より行く努力をしなかった事に後悔した」と…そして「ワクチン3回接種で隔離期間が無しになってる!」状況が変わってると教えてくれた。
この友達の言葉にフツフツと湧き上がるものがあった。
私は最初から諦めてるけど本当にそれでいいのか?
待つだけで何もしなくても本当にいいの?
私は諦めることしかしてなくて何も調べてなかった。
そのとき浮かんだ、あの旦那の言葉。
行ってくればいいじゃんと。
隔離期間がないってことは土日挟む日程だから休み期間少なくて済むんじゃ…
この短時間にもうラスベガスのことしか考えられなくなっていた。
まずはやるだけやってみよう。チケット取れたら細かいことは考えよう。そんなふうに思った。
そして。
どうにかこうにか、とりあえず15日のチケットだけゲットできた。
さてここからなのだ。大変なのは。
コンサートの名前とは裏腹に、家族に許可をとらねばならないし会社にも許可とらなくてはいけない。
まずはその許可を取らないと、なんとなく心配でAirやホテルのことは考えられなかった。そして何用意すれば?お金は?コロナ対策は?
色んなことが一気に押し寄せてきた。