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伝える
お盆の帰省から戻って
長男が大学近くのアパートに戻るまで
1週間ほど
その間に伝えよう
そのくらい時間があればできるはず
そう思ってました
そもそもただ伝えるだけなのに
なぜそんなに難しく感じるのか
それは
この病気が遺伝的なものだから
長男には「近いうちに手術することになった」とは伝えていたのです
何の手術かはまた後で伝えよう
そのくらいのつもりで
そこから
さらに詳しい検査をした結果
甲状腺髄様がんの中でも遺伝子を親から受け継いだかどうかで決まる
遺伝性のもの(MEN2型)というものだと判明
判明した時点で「遺伝子カウンセリング」を受けられるという特典が用意されているような
レアなケースの人になってしまいました
検索しても体験談など出てこない
なぜならその人のきょうだいや子どもにも「その可能性」があって
デリケートなプライバシーにも関わってくることだから
だから
長男にもなかなか伝えられませんでした
あなたもその遺伝子を持ってるかもしれないし
そうじゃないかもしれない
その検査を受けるかどうかは
自分で決めていいことだということも
ちなみに私には妹と弟がいます
妹は前向きに検査の話も聞いてくれたけど
弟は「今はちょっと考えられない」と受け止めきれないようでした
大人でもそうなって仕方ないと思う
自宅に戻って4日目の夜
やっと伝えることができました
すぐに自分でも検索していたので
プリントアウトしておいたものを見せました
もし検査受けようと思うなら病院連れて行くから
なんなら明日でもいいし
また日を改めてでもいいよ、と
それなら明日は何も予定無いし
ということで翌日検査を受けることにしました
血液検査だけで済むかと思っていたけど
しっかりと初診の流れで廻って
診察はなんと名誉院長先生…
しかもプラスお二人先生がいらして
そのうちのお一人はアメリカから来られている
某学会の元会長先生とのことで
なかなか貴重な体験やね
と話しながら帰りました