【考察】祓除は必要です。
ひでぇもん見せるなテレ東!!!(ブチギレ)
ということで11月18日にテレビ東京開局60周年記念として執り行われた祓除を見たのでその考察を早速ぼそぼそと書いていく。
トップ画像は梨氏のこちらのツイートより引用させていただきました。
なおこちらの「祓除」、テレビ東京の大森時生氏を中心に、『フェイクドキュメンタリー「Q」』の監督である寺内康太郎氏、『瘤談』『6』で知られるホラー作家の梨氏、そして『近畿地方のある場所について』で一躍脚光を浴びた背筋氏が殴りかかってくる。
以上がこの番組の概要だ。
60年間テレビ東京で蓄積されてきたいわゆる呪いのビデオの類を浄化することを目的としたイベントだった…はずだった。
ところが蓋を開けてみれば(恐らくではあるが)、我々に呪いが拡散されたいつも通りのお憑かれ様コンテンツだった…というのが想像だ。
祓除とはなんだったのか
恐らく祓除は、「視聴者側・参加者側のチャンネルを合わせる=厄災が視聴者側・参加者側へ分散させる」という行為なのではないかと思う。
たくさんの視聴者たちに厄災を分散することで、厄災そのものの大きさを小さく分担させることこそが祓除だ。
イベント中、よしぴよ氏はずっと祭壇のような場所に背中を向けて観客であるこちらに向かって祓除を行っている。
つまり祓除を行う対象は私たち観客なのではないか。
では、なぜよしぴよ氏はこんな儀式を行うに至ったのだろう?
個人的にはこんなストーリーを想像した。
事前番組の中で彼は「こんな力(ここでは災厄と表現している)は欲しくなかった」というような発言をしており、これは恐らく本心からの発言だ。
そして彼はありとあらゆる本を読み漁り、この力を無効化する方法を探った。
そのうち彼は他人が同じものを見れるようにすると、自分への影響が和らぐことに気が付いた。
この方法を確立した儀式こそが祓除である。
つまりテレ東側は「ちゃんとお祓いしてもらうこと」が目的だった。
だがよしぴよ氏は「災厄を分散し、自分に降りかかる災厄を減らすこと」が目的だった。
テレ東が大っぴらにお祓いイベントを起こすのに、よしぴよ氏はこれ幸いと乗っかって祓除を行い人々のチャンネルを合わせた=災厄を分散した。
これが今回のイベントだったんじゃないかなと思う。
だから最後に退場していくよしぴよ氏はニヤニヤしていた=自分に降りかかる災厄が減り、目的を達成したのではないか。
途中、生中継されていたビデオについてもビデオに対して祓除を行ったのではなく、ビデオを繰り返し見ていた女性に対して行われていたのではないかと考えれば祓除後の女性が「お母さんじゃありません」と言っていたことと繋がる。
つまり、女性が母親だと思っていたものはそもそも彼女の思い込みでしかなかった。それが祓除により母親ではないものが写っていたことを自覚できたのだと思う。
このように別の世界のレイヤーに意識のピントが合うことを「チャンネルが合う」と表現していると想像できる。
あの動画たちはいったい何だったのか?
ということでいくつかの動画を見させられ、最後には自ら地下室に閉じこもった男が次第に発狂していく様を眺めて番組は終了。
一体この動画たちは何だったのだろう?
特に気になるのは、たくさんのスナッフフィルムや死体写真の中に紛れていたという奇妙な映像。なおスナッフフィルムとは殺人の様子を納めた映像のことを指し、有名どころで言えば「ウクライナ21」なんかがある。
そもそもこの投稿者自体が怪しすぎるのだが、動画の内容もなんとも謎だ。
川沿いを歩く親子のほほえましい様子がしばらく流れるが、突如謎の音が響いたかと思った瞬間カメラは天高くさらわれていく。
そして、親子の死体と思しき写真も同じ記録媒体内に保存されていたというのが一連の流れだ。
この「突如謎の音が響く」という部分と、最後の動画に登場する男が「ノストラダムスの大予言を信じていた」ということを合わせて考えると、アポカリプティックサウンドが響いていたのではないか、と連想してしまう。
また、最後のビデオの男は明確に「ノストラダムスの大予言に影響を受けた」と言われている。私たちの世界ではノストラダムスの大予言は外れた。
しかし動画の世界線では、実際にノストラダムスの大予言が当たって人類滅亡してしまったのではないか。
その様子が写ったのが2本目と3本目のビデオだったのではないだろうか。
……と、ここまで考えたけれど。
まだ全然考えきれてない。事後番組も見れていないので、それを見たらまた考えたいな~と思う。尻切れトンボで申し訳ない。