人生100年時代〜一粒で二度美味しい人生にVol.2
18歳の頃、
ミュージカル学科という学科は
大学に存在しなかった。
演劇学科はあったらしい。
オープンキャンパスに参加してみた。
まずは、保護者と間違われて
「付き添いの方はコチラです」と
声をかけられる。
あたりまえだ。
保護者より年上なのだ。
頭で記憶する能力は
かなり落ちてしまった。
なぎなたの段審査の筆記試験で
思い知らされたから。
身体を使うことの方が努力すれば
できそうだ。
もう学位は必要ない。
実技ばかりの学校は
大学ではなく専門学校だった。
プロを目指す18歳たちは
みんなキラキラ輝いている。
私もキラキラ輝きだした。
好きなことをすることが
こんなに楽しいとは!
ミュージカル学科に入学を決めたのは
59歳の11月だった。
60歳直前で決めれたことが
嬉しかった。