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あんこの旅 vol.3 菊寿堂義信「白い羊羹 備中白小豆羊羹」 (大阪市 北浜)

お気に入り度=☆☆☆☆☆

あんこの旅vol.2でもご紹介した菊寿堂義信さんの続きとなります。
断然こしあんより「粒あん」派の私を熱狂させた1品。「高麗餅」
に続きまして、さらに全身に電流走った一品です。

高麗餅以来、大ファンになってしまった菊寿堂義信さん。
今回の白い羊羹は、2013年BRUTUSの「あんこ好き特集」に掲載されていて、ついつい注文してしまった羊羹です。あれから9年もたったと思うとなにやらじーんとしてしまいますが。もちろん↓こちらの本も購入しました。

vol.2でご紹介した「高麗餅」も素晴らしすぎるのですが、
薄皮の「大福」もすんごいですが、
今回の 「白い羊羹 備中白小豆羊羹」も素晴らしすぎました。

「白い羊羹」いまだ銘なし。
常連さんのご要望から誕生した1品

3年ほど前にとある常連さんからの要望で作ったもので、今でも決まった人しかその存在を知らないらしく、いまだ銘もなく、愛好者の間では「白い羊羹」で通っているとのこと。そして、4日間も手間暇かけてかけて作られているそうです。

一見、白インゲン豆かと思いますが、粒が小さくやっぱり白小豆です。その白小豆がぎっしりつまっていて、歯ごたえも楽しく、そしてやっぱり新鮮というかさわやかな味。

白小豆は生産量が少なく高価なため、白あんの多くは白インゲン豆で作られているのが現状なようですが、こちらは備中白小豆100%で作っているとのこと。

私も初めて白小豆を食べたと思います。
店主のお父さんがとても素敵な方で、ますます大好きになった菊寿堂義信さん。赤い羊羹もあるとのことで赤い羊羹も食べました。

赤い羊羹も美味しいのですが、個人的には白い羊羹が好きでした。
まさしく唯一無二。
写真を見ていただくとわかるのですが、もはや羊羹部分?より粒が多いんです。
断面図がほぼ粒。粒。粒。
つぶあん好きにはたまらない景色。
味を思い出してはずっと見れます。
うっとりあんこ百景。美しきあんこ。バンザイあんこ。ありがとうあんこ。

そして、菊寿堂さんの話になると、話とまらないのですが、
是非、持ち帰りだけではなく、お店でも食べていただきたいです。

店主のお父さんがとても素敵すぎる方で、優しい・粋な大阪弁を聞かせてくださいます。お店もタイムスリップしたような懐かしい佇まいです。
店主のお父さんとお話してますます大好きになった菊寿堂義信さん。
また是非おうかがいしたいお店です。

写真は「おぜんざい」
店内では「おぜんざい」「おしるこ」「お抹茶:お菓子つき」「高麗餅」などがいただけます。

包装=◎


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