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DiDiに足りないもの
タクシーやハイヤーの配車サービスを展開するUber(ウーバー)が2020年7月3日、東京で「Uber Taxi」のサービスを開始した。一方で、日本国内でUberと競合会社であるDiDiモビリティジャパンは7月1日より、一部エリアでのサービス提供を中止した。
コロナウイルスで景気後退の中、この一連のニュースを見て、
「Uberに軍配が上がったな」
と思った人がほとんだろう。
私がこのニュースを見て一番に思ったのは
孫正義さんは今どういう気持ちなんだろう...
実はUberとDiDiどちらも、ソフトバンクと密接な関係にある。
DiDiはタクシー配車サービスを提供する滴滴出行(Didi Chuxing)とソフトバンクの合弁会社であり、Uberの主要株主の一つにソフトバンク(16.3%)が名を連ねている。ソフトバンクにとって、自動運転化や日本のプラットフォームを築く上で、両者の企業は欠かせない分野であるからだろう。
今回は、日本での展開に勢いが増しつつあるUberのDiDiにはまだ無い魅力について取り上げていく。
世界中で利用可能
Uberは2009年3月サンフランシスコで設立されたまだ若い企業ですが、現在時点で世界70ヵ国・地域の450都市以上で展開している。
日本国内でいえば、現時点(2019年6月時点)の公式サイトで、「仙台・福島・東京・横浜・名古屋・大阪・京都・京丹後・神戸・淡路島・広島・福岡」となっている。
乗車前に料金が分かる
現在、日本でのタクシー料金は下の画像のように500円以内の範囲で把握できる。私がアメリカでUberを利用していた際は、¢単位で金額を把握できていたので、金額が詳細に表示される日も近いだろう。
Uber Poolでカーシェア
これはまだ日本国内ではサービス展開はされていない。Uber Poolとは同じ方向の目的地を指定している利用者を見つけてシェリングしてくれるサービスだ。このサービスの一番の利点は、乗車人数が多いほど料金が安くなる点である。タクシーは高いイメージがあってほとんど利用しない、という人達がこれから利用する機会が増えるかもしれない。
ただし、このサービスはそれぞれの目的地を考慮して経路を選択するため、通常の最短経路に比べると遠回りになる経路が選択される場合がある。つまり、決められた時刻までに着かなければならない人は利用することが難しいのである。一度アメリカで約1時間離れた場所に行く際にUberpoolを利用したが、2時間以上かかった経験がある。
今後の期待
DiDiが今後回復する兆しはあるのか、また東京都内でUber利用者が増え、Uberが新たにどのような新サービスを展開していくのか楽しみだ。