#2#都内で30坪。ずぼら夫婦のフツーの家づくり奮闘記:土地探し
前回
どこに住むのか
まず自分たちはどういった地域に住むかを検討しました。こればっかりは実際に足を運んでみるしかありません。職場にある程度通いやすく、適度に栄え、適度に緑がある地域が良いかと考え、いくつか路線上の駅をピックアップして足を運びました。
ハザードマップや活断層マップ、犯罪マップ等も参考になります。学区や病院の充実度、土地の高低差、駅周辺の雰囲気、市区の運営状況などパラメータは非常に多いです。
とはいえ人は増えたり減ったりするものですし、街が数十年後どうなっているかなどわかるはずはありません。あまり理屈で考えすぎず、自分の故郷の雰囲気に似ているとか、気に入った公園が近くにあるとか、最終的には好みと直感で決めていくしかないかなと思います。
自分たちは、駅前の雰囲気が良く、適度な自然がある地域が気に入り、そこを中心に探すことにしました。
区画探し
まずは気楽にSUUMOなどでしばらく建売や土地をウォッチすると、金額感や売れていく速度などが分かってきました。前述のとおり建売をまず探していたので何件か内見することで、予算に対するサイズ感なども分かってきました。
また地域のなかでも場所によって雰囲気等が変ってくるため、これまた歩き回って探すしかありません。
その後不動産仲介業者さんの協力を経て良い土地を探し当てることができました。もちろんこの土地も周囲を歩いて、雰囲気や近くにやばい人が住んでそうな家がないか、駅からの高低差はどうか、などを確認しました。
(土地仲介業さんも良い方に担当して頂き、こればっかりは運に感謝するしかありません)
しかしまだ購入する事はできません。ここからハウスメーカー探しに入ります。法的に土地を抑えている訳ではないので、ここから非常に不安な時期になりました。
土地の契約まで
時間軸としてはすこし飛びますが、ハウスメーカーのプランや予算感が出てきた段階で土地の購入申込書を提出し、売り止め(購入者の募集停止)をしてもらいました。ここで少し安心になります。
その後はハウスメーカーとさらにプランを詰めて契約を行い、その後土地の契約を行いました。ここで手付金を支払うことになるので、かなり安心になります。
その後はローンの本審査を経て土地の決済を行い、晴れて所有権が移転することになります。
まとめ
実際に建っているいる家をリサーチすると良い
自分たちの場合はまず建売を探すことで、どれくらいのサイズの家を建てるにはどれくらいの土地が必要か、というのがわかってきました。これは非常に参考になりました。もっと値段が高くて良いから駅近がいいなとか、ちょっと広すぎるので、面積を抑えて値段をさげられるな、などしっかりと目安を建てることができました。
ハウスメーカーによっては、実際に建てた人のおうちを見学させてくれる機会を設けていることもあり、そういったものに参加してみてもよいでしょう。
土地探しの注意点
まず基本的には掘り出し物物件というのはほぼないため、検討中の予算感とサイズ感が実情とあっているかをよく考える必要があります。例えば実際に売りに出ている土地より、もっと安くて駅近で広い土地はないかな…といっても出てくるはずがありません。
土地の形状にも注意が必要です。建物形状がある程度決まってくるからです。土地を決める前から建物のイメージをある程度する必要があるということです。例えば接道が東西南北どちらなのか。角地なのか。整形地か旗竿地か。などなどです。
北が接道の場合は南側に広いリビングを持ってくることができそうです。南側が接道の場合は日当たりは良いですが、リビングから通行人の目線が気になるかもしれません。
角地は玄関位置が柔軟になり、角地緩和で後述の容積率がアップすることがあります。そのため値段はあがります。
地域ごとに決められた用途地域や建ぺい率、容積率にも注意を払う必要があります。建ぺい率は土地に対してどれくらいの大きさの建物を作ってよいかという基準です。容積率は土地に対してどれくらいの、のべ床面積の建物を作ってよいかという基準です。当然大きいほうが広い家が作れて良さそうに思えますが、街全体としてみると家同士が近くて窮屈な感じになるかもしれません。また、耐火構造に縛りがつくかもしれません。
用途地域はどういった建物を建ててよいか地域ごとに決められているもので、多くの場合第一種低層住居専用地域で探すことになるでしょう。地域は道路で区切られたりする事が多いようですが、そうでないこともあります。地域の端の方だと住宅街とは雰囲気が違って騒がしくなってくるかもしれません。逆に真ん中の方だと、お店が多い商業エリアに行くのに時間がかかるかもしれません。
これらは市区町村が出している情報をHP等で確認できます。
次回はハウスメーカー探しに入ります。
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