国別ホームレス比較(韓国、バングラデシュ、カナダ、日本)

この内容について、偏見や軽蔑を含む表現が含まれていたらすみません。
筆者の直感をそのまま文字に起こしました。
失礼な表現をしている場合はコメントにてご指摘いただけますと幸いです。

どの国にもホームレスは多分いる。
筆者は今まで20ヶ国を旅してきたが、人が集まる街にはもれなくホームレスらしき人が少なからずいた。ぼろぼろの服を着た老人、おじさん、おばさん、自分と同い年ぐらいの若者、小学生ぐらいの裸足の子供。。
その中でも特に印象的だった海外のホームレスと日本のそれとを比較してみる。
ここで最初に述べておくが、比較からなにか新しい視点が見つかる訳ではない。ただ単純に「比較」をしただけだ。

【①韓国 2010年頃】

日本から一番近い隣国であり、日本と同じような政策や社会構造を持つ韓国。日本の高度経済成長期に続き、韓国でも1970年代から経済が急激に発展。東京同様、ソウルへの都市一極集中に始まり、過疎化や少子高齢化は日本よりも深刻なスピードで進行している。

そんなソウルの街では、地下鉄や道端でたくさんのホームレスに出会う。ホームレスの特徴としては、足がない人、腕がない人、中高年男性、中高年女性etc...
また、彼らはただじっと佇んでいるだけではなく、地下鉄の中で足を引きずりながら笛を吹いて小銭を稼いだり、静まった電車内で大きな声で宣伝文句を歌いながら靴下を売ったり、階段で土下座をしながら寄付を求めている。
総じて、お金を稼ぐことに積極的なイメージだった。
たしかにソウルの冬は寒すぎて、外で寝ていては凍死してしまうので、
少しでもお金を稼いでこの状況から一刻も早く脱出を望んでいるのだろうか。


【②バングラデシュ 2010年頃】

インドのお隣、最貧国のひとつ。人口がとにかく多い。ほぼ毎年のように、洪水、サイクロン、竜巻、海嘯などの自然災害に見舞われている。近年は、労働力の豊富さと労働コストの低廉さから、多国籍製造業の進出が著しい。

そんなダッカの街では、働く子供たちにたくさん出会う。目をキラキラさせながら、ベンガル語の新聞を「買って買って」と笑顔で付いてくる。
小学生くらいの男の子が頭の上に大きな笊、その上にきれいに包まれた噛みタバコを並べて売っている。そのほかにも、渋滞中の車に駆け上り、フロントガラスをささっと拭き上げ、両手を差し出す少年。お花を両手に抱えて、車のドアをノックしてお花を売りに来る幼稚園ぐらいの少女。
総じて、幼い子供たちが一生懸命、裸足で働いているイメージだった。目がキラキラしていて、活気があった!
(すみません、この子達にはちゃんと家があるかもしれません。)

【③カナダ 2010年頃】

カナダといえば、アジア人に人気の留学先で特にバンクーバーは日本・韓国・中国の人がとにかく多い。2010年のGDPは世界第9位で、鉱物資源に非常に恵まれている。日本人の筆者の勝手なイメージだが、お金持ちそう、自然が豊かそう、住みやすそう、なイメージだ。ちなみバンクーバーは、2002年から2010年まで連続で「世界で最も住みやすい都市」第1位に選ばれていた。

バンクーバーが初めての英語圏旅行だった私にとって、ホームレスとの出会いはかなり衝撃的だった。
バンクーバーのダウンタウンを現地の友達に案内されて歩いていると、今まで嗅いだことのない異臭がしてきた。これがマリファナの匂いだと、後で知ったのだが、20~30代くらいのマリファナ中毒の若者たちが道路に力なく座り込んでいる。目が合うと、「1ドル、1ドル」と弱々しい声で求めてくる。
皆さん、総じてジャンキーでした!!
「住みやすい都市」と聞いていたのでホームレスなんていると思わなかった。視点を変えて考えてみればホームレスにとっても、温かくて住みやすい都市って理解でいいのかな。


【④東京 2022年頃】

筆者が住んでいる東京にもたくさんのホームレスがいる。大体の方が高齢の男性(たまに中年もいる)。段ボールを敷いたマイスペースで、昼夜関係なく静かに寝ている。韓国、バングラデシュ、カナダのホームレスと違い、道行く人にお金を求める気配がない。空き缶を拾って換金したり、ボランティアの炊き出しで温かいご飯が食べれたり、他にも生きる術をいろいろ持っているのだろうか。
総じて、静かに暮らしている。

それぞれの国の気候や経済やセーフティーネットの手厚さが、その国のホームレス像の姿を創りあげているのかなと感じました。

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