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高齢者は騙されやすい。うちの親もそうなった

久しぶりに実家へ行ってきたのだけど、両親もいよいよ介護かも!?と思うような事実を聞かされて少しショックを受けたという話。

実の両親は腰が痛いだの膝が痛いだのはあるものの、認知機能は年相応(明らかなる認知症症状ではない)だと思っていて、気がかりなことがあるとすれば、車の運転くらいかなと思っていたんです。

それが、私が実家に行かない間の起こったという事件を聞かされて唖然としてしまいました。

事件は年末に起こっていました。母が言うには、急に実家のネットが繋がらず、おかしいなと思ったら回線切り替え工事の業者がきていて、まさに切り替え工事が始まろうとするところ。どうやら、父親が電話での勧誘で契約代理店業者との話に安請け合いして、家族の承諾もなく勝手に乗り換え契約の話を進めてしまったらしい。

自宅ではいっさいネットをしない父がなんで?と思ったのだけど、普段からおしゃべり好きで、誰か話を聞いてくれる人がいれば延々と話し続ける父。家庭内では誰も父の話を聞く人がいないので寂しいのもあるんでしょう。それで勧誘電話にまんまとつかまって、おしゃべりして気を良くして契約、な流れだったと推測。

業者に対してはなんとか母が連絡をして契約取りやめができたそうだけど、それを聞いた私は、義父が認知症始まったパターンと似ていると思い、これはもう放っておけない。とはいえ、常に同居しているわけではないので、同居している弟に両親の状況確認中。

もう、昨今のオレオレ詐欺とかゆうちょ保険の二重契約問題とか、もう他人事ではないわ。本当に高齢者はカモになりやすいという実例が目の前にいた。

改めて、実家の両親がも介護認定されるとしたらどうなるかと思い、度合いを調べてみると、忘れっぽいのはあるけどまだ会話が成立するので認知症ではないと仮定しても、両親とも要支援1レベルになるかどうかくらいの微妙なところかなぁ。こればかりはケアマネさんじゃないとなんとも言えないところだけどね。

介護度が軽い人であってもそれなりに支援が必要だと思うのに、実際の介護保険の支援項目範囲が狭い感じなんだよなぁ。

一番困るのが、通院や買い物に行くときの移動手段。実家には弟たちが同居しているけど、日中は仕事にでかけるので、両親が通院や買い物に行きたい時間にはいない。しょうがないので父が車を運転するんだけど、最近はよくぶつけたり、ルートを間違えたりするらしいし、母も雪が少ないからってバイクに乗ったら転倒して怪我したという。同居の弟たちの車が当てにならないので、自分たちでなんとかするしかないと思っている。

地元のタクシー会社のサービスを調べてみると、福祉タクシーというのがあって、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者手帳それぞれ交付されている人のみで、介護保険の対象ではない。介護タクシーというのはあったけど、車椅子とかストレッチャーを乗せるための車はあったけど割高だった。あとは、免許返納で1割引があるくらい。

とにかくがっつり介護度が高いとか「わかりやすい」状態じゃないと介護保険適用サービスが受けにくいことがわかった。それ以外は個人負担でやってねということなのよね。

親が高齢になり、誰かが面倒をみないといけないとなると、有償でヘルパーを雇うか、家族の誰かが面倒を見るかということ。寝たきりでもない限り、一日中つきっきりじゃないというところも、仕事を持っている人からすると意外とネックだったりする。仕事を途中抜けださないといけないし。

親だって、自分の好きなタイミングで通院や買い物したいじゃない。それが家族が仕事に行って不在となると叶わないことも多いわけで、そのことだけに高額な保険外サービスを業者に依頼するのもなーと思うと、親が危険を犯して自力で運転するのか、それとも家族が自己負担の費用との折り合いをつれるのか、悩みどころでもある。

今年は私にとってどちらの両親ともにヘルプの1年になりそうだなぁ。


あああ、もう。この記事書くのにまたあっちこっち情報みたりして、3時間くらいかかったああああ! 

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