
#ツイッターファイル 第21弾!「疑わしきは全て"ロシア人"と関連付け」
(´・ω・`)うん、そうなんだ。
(´・ω・`)また「おいら」なんだ、すまない。
という訳で、今回翻訳させて頂きますのは…
1/ #TWITTERFILES 21
— Matt Orfalea (@0rf) April 25, 2023
How to Find Russians Anywhere
Pt.1 - PROJECT OSPREY -
After the 2016 election, the Senate Intel Committee asked Twitter to identify accounts from Russia's Internet Research Agency. But both Twitter and 3rd party researchers struggled to find Russian agents. pic.twitter.com/MZHGnIV157
Twitter Filesの第21弾となりま〜す!😆✨✨
Twitter Filesって何よ
このTwitter Filesは、イーロン・マスクさんがTwitterを大人買いしてからTwitterの内部資料を幾人かのジャーナリストの方々に提供、各々方がその闇深い案件の数々を公開しているというシリーズものとなります。
シリーズのこれまでのまとめとしては、Qリプさんがおまとめになられていますマガジンがございます。
このマガジンはフォロー&各種SNSへの拡散をおいらとしては推奨しております!
今回のお題
今回のTwitter Filesで取り扱われた事柄は
2016年の米国大統領選挙の後、上院情報委員会がTwitterに対して"ロシアの諜報機関に関連するアカウントの特定"を要請
特定に難航する中でTwitterは"オスプレイ"計画を立ち上げ、独自基準によるラベリングによって疑わしいアカウントの件数を上げていくものの、誤検知も報告される
特定のハッシュタグをマークした調査も行うが難航、件数を水増しする事態に
Twitter側は正確に対象のアカウントを識別する事は不可能である事を把握していた
そのTwitter側はクレムソン大学という"ロシア荒らしハンター"として活動をする組織の扱いに苦労していた
クレムソンはハミルトン68ダッシュボードも利用する"過激派"で、的確な根拠無く疑わしい挙動をするアカウントをロシアのアカウントと結論づけた
クレムソンは特定のハッシュタグでの関連付けも行い、それによる誤検知も発生
Twitter側がクレムソン側の意向を汲んだアカウント凍結を行う例もあった
という感じでございます。
またしてもハミルトン68の名前が出ておりますが、今回はチョイ役ですw
今回の件は2016年の後に始まっている事から、かなりの長期間にわたって行われてきた根の深い案件とも言えます。
スレッドの内容につきまして…画像はあくまで本文の内容の証拠やディティールアップを目的としたものとなっておりますので、内容の把握につきましては本文をご覧戴くだけでその概要は十分に伝わります。
それでは、ここからは翻訳文に移ります!
Twitter Files #21
1/ #TWITTERFILES 21
— Matt Orfalea (@0rf) April 25, 2023
How to Find Russians Anywhere
Pt.1 - PROJECT OSPREY -
After the 2016 election, the Senate Intel Committee asked Twitter to identify accounts from Russia's Internet Research Agency. But both Twitter and 3rd party researchers struggled to find Russian agents. pic.twitter.com/MZHGnIV157
Twitter Files #21
どこでもロシア人を探す方法
パート1 - プロジェクト・オスプレイ
2016年の選挙後、上院情報委員会はTwitterに対し、ロシアのInternet Research Agency(IRA)のアカウントを特定するよう要請しました。
しかしTwitterもサードパーティの研究者も、ロシアのエージェントを見つけるのに苦労しました。

当初、Twitterは22+179のIRAに"リンクされた"アカウントを(※見つけ)出すことができただけでした。
民主党のマーク・ワーナー氏はこの数字を「あらゆるレベルで不十分だ」と指摘しました。
Twitterは"オスプレイ"と呼ばれる分析プロジェクトで初心に返りました。

Varietyの記事より


"オスプレイ計画"で、Twitterは2種類のロシア人をカウントしていました。
"先天的"なロシア人 - QIntelのような外部の研究者がロシア人であると特定したもの。
"推測される"ロシア人(別名:is_russian) -キリル文字やロシア語のIPアドレスなどの"シグナル"を追跡するアルゴリズムによって識別されたもの。

●ロシア人のアカウント:
○"先天的"なロシア人: オスプレイの1つのワークストリームは、ロシアまたはロシアの組織(Internet Research Agencyを含む)との直接的なつながりを示唆する外部情報を受け取ったアカウントに焦点を当てています。
ニューヨーク・タイムズのIRA記事、Qintelのアカウントリスト、Facebookアカウントとそれに関連するアカウント(元のシードセットから派生したアカウント)は、このロシア人の定義に該当します。
○推測されるロシア人(別名:is_russian): Twitterアカウントについて、そのユーザーがロシア人であるかどうかを示す可能性のあるさまざまなシグナルを集計しました。
いくつかのシグナルは、他のシグナルよりも強力な指標となります。
ロシア人ユーザーを対象とした分析では、分析期間中にいずれかのシグナルが存在する場合、そのユーザーがロシア人であることを示す兆候として使用しました。
(※現段階では)強/中/弱のシグナル別にis_russianを解析していませんが、今後の分析でis_russianで区分されたデータに対して解析をするようにします。
■強いシグナル
・サインアップ国はロシア(IPアドレスに基づく)
・ユーザーがロシアの携帯電話会社を利用している
■中規模のシグナル
・メールはロシア語(末尾が.ruか@yandexのどちらか)
・アカウント言語:ロシア語
・ユーザーがロシアの任意のIPアドレスからログインした(2016/9/1開始)
■微弱なシグナル

"●ユーザー名にキリル文字が含まれている場合"
メールキャリアの種類やリツイートの履歴などの"マーカー"に基づくこの種の分析は、見たいものを見るというロールシャッハ・テストに早変わりすることがあります。
ある業界アナリストは、「そのマーカーを探すだけで、すべてがロシア人に見えてくる」と述べています。
"is_russian"に巻き込まれた人たち
Twitterでさえ理解していました。
緑の党の候補者のジル・スタインが"is_russian"("推測されるロシア人"リスト)に捕捉されたことに注目し、Twitterのアナリストは"is_russianの過度に広すぎる性質"についてコメントしています。

■興味深い例外は、ジル・スタインのツイートです(ロシアからログインした複数のユーザーとKDTを共有したため、is _russianに捕捉された - is_russianの(※によるシグナル集計の)広すぎる性質を指摘しています):
--------------------
ジル・スタイン
もしジョン・ケリーがエクアドルにアサンジのインターネットアクセスを遮断するように頼んだのなら、米国は他に何を隠しているのですか?
#ポデスタ・メール
(※シェアされた記事のリンク)
「とんでもない事です。」と、スタイン。
「ただ、ジョー・マッカーシーが誇りに思うようなものが多い。」

"is_Russian"と判断された別のアカウントはWikileaksでした。
このアトリビューションを見せられたステラ・アサンジは、「Wikileaksは定義に当てはまりません」と述べ、Tor Browserのような監視に強い検索ツールを使っている人も"ロシア人"とみなされるかもしれないと指摘しています。

・左のツイート
・右のツイート
※ステラ・アサンジさんは、去年アサンジ氏と結婚したステラ・モリスさんの事です。
(※参考リンク:mode&ideas)
※アトリビューションとは、サイバー攻撃を特定するというサイバーセキュリティ用語としても扱われている様です。
恐らくこの文脈ではこちらの方かと。
(※参考リンク:サイバーセキュリティ.com)
「TORを使用すると、ランダムに偽陽性と判定されます」とステラ・アサンジは述べています。
「TORは、市民の自由とプライバシー(※を重視した)コミュニティにとって不可欠なツールです。」



オニオンルーティングの目的は、できるだけプライバシーを保ちながらインターネットを利用する方法を確立することで、複数のサーバーを経由してトラフィックをルーティングし、その各ステップを暗号化するというものでした。
これは、Torの現在の仕組みを簡単に説明したものです。

※Torのご説明は難しいのですが、ザックリ書きますとサイト側から"誰がどの道を使って来訪したのか"が把握出来ない仕組みとなります。
(※参考リンク:ケニー・シュロフのブログ)
根拠なき水増し
同じオスプレイの文書の中で、Twitterは#WarAgainstDemocratsというハッシュタグ(NYTは選挙当日に1,700回も投稿されたと報告している)が、わずか6,953インプレッション(Twitterの膨大なツイートの海の水素原子)しか獲得しなかったと指摘しています。

NYタイムズの記事

TwitterでもFacebookと同様に、反クリントンのメッセージを定期的に投稿していた数百から数千の偽アカウントに、ロシアの指紋が存在しています。
FireEyeの研究者によると、その多くはbotと呼ばれる自動化されたTwitterアカウントで、時には数秒間隔で、しかもアルファベット順の偽名で同一のメッセージを発信していたとの事です。
例えば選挙当日には、あるTwitterボットグループが"#WarAgainstDemocrats"というハッシュタグを1,700回以上送信していたことが判明しています。

例
2016年にロシアのアクター(※工作員)が当社のプラットフォームをどのように利用したかを示す実例を提供します。
●例1: #WarAgainstDemocrats
○ニューヨーク・タイムズは2017年9月7日、ハッシュタグ"#WarAgainstDemocrats"におけるロシアのbot活動の疑いについて、FireEyeの調査を参照した記事を掲載しました。
○この参照に基づき、1845人のユーザーの初期セットを特定し、そのうち1341人がロシア人であることを確認しました。
○このハッシュタグは世界的に見てもトレンドにはならず、ツイートのインプレッション数も微小でした。
■ユニークツイート主 1,830
■ユニークツイート 1,831
■総インプレッション数 6,953
Twitterがロシア人アカウントを特定しようとした初期の試みがこのような低い数字に終わった後、彼らは異なる方法論を用いて、22→201→2700→2752→3124(オスプレイで)→そして最後に3814と、"ロシア人"の数をどんどん増やしていきました。


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●図3:"先天的なロシア人"アカウント(ニューヨーク・タイムズ(NYT)のIRA記事、Qintelのデータセット、Facebookアカウントにリンクしたアカウント)による活動:(
リンク - 更新データ)
アカウント:
2,121アカウント(10/20時点ですべて停止中)
この値は、NYT、Qintel、およびFacebookアカウントに接続されたアカウントの拡張セットを表しています。
これらのアカウントは、次の方法でリンクされました:
■KDT
■電話番号の共有
■Tweetdeckチームの貢献者
この数には、Facebookに関連する201のアカウントと、上院情報書簡で言及された933のQintelアカウントが含まれています(ただし、933と201は多少重複しているかもしれません)。
何らかのロシアのシグナルを持つアカウント:
1,003
全2051アカウントのうち、ロシア人は何人いるのでしょうか。

現在、有効なメールアドレスを持つTwitterユーザーのうち、当社の記録によると米国在住で、少なくとも以下のいずれかに該当するユーザーに通知を送信しています:
○リツイート、引用、返信、言及、またはそれらのアカウントまたはそれらのアカウントによって作成されたコンテンツへの"いいね!"によって、私たちが特定した3,841のIRAと関連するアカウントと選挙期間中に直接関わった人々;
○アカウントが停止された時点で、特定されたIRA関連アカウントのいずれかを積極的にフォローしていた人;および
Twitterが"IRA関連"のアカウントについて公然と言及し始めたときでさえ、同社はそのような識別を行う確実な方法を持ち合わせていませんでした。
あくまで"つながっている可能性がある"というだけだったのです。

2018年1月31日更新
Internet Research Agency(IRA)として知られるロシア政府関連組織によるプロパガンダ活動に関連する可能性のあるTwitterアカウントとのやり取りについて、通知する人数を拡大しました。
私たちの注意喚起の取り組みは特定の種類の交流に焦点を当てたものであり、このコンテンツを見たすべての人を網羅するものではありません。
このような通知を行う目的は、ブログ記事で提起された重要な問題に対する一般の人々の認識と関与を促進し、アカウント保有者と一般の人々にさらなる透明性を提供することです。
政策チーフのコリン・クロウェルが2017年末に説明したように、、"第三者の評価に基づいてIRAとしてアカウントを引用している"のは、"知識に基づいた推測"とは別に、"Twitter中心のベースでこれを知る現実的な方法がない"ためです。

From: コリン・クロウェル
件名: Re: Buzzfeedのbotリスト - 緊急
日付: 2017年11月27日 10時15分06秒
To: エミリー・ホーン、キャスリン・リーン宛
Cc: ヨエル・ロス、ニック・ピクルス、エイミー・キーティング、カルロス・モンジェ、, ショーン・エジェット、エリザベス・バンカー、, シネイド・マックスウィーニー、カレン・ホワイト、ローレン・カルバートソン、ラン・プランケット
+キャスリーン
皆さんありがとうございます。 ー
これまでのロシア関連の事で塹壕に入っていない@policyの同僚のために、少し視点を変えて...。
私たちが知っているアカウントが確実なIRAアカウントであると主張するには、非常に慎重であるべきだと思います。
私たちはそのような決定に100%の信頼を持っているわけではありませんし、Twitter中心のベースからこれを知る現実的な方法もないのです。
身元と出自が隠される可能性があることを考えると - 高度な教育を受けた推測はできますが🙂
ですので、私たちは第三者の評価に基づいてIRAとしてアカウントを引用し、引用されたアカウントに関連するアカウントを発見していること、そして明らかな制限を考えると、Twitterの観点からは確実にはわからないことを強調し続けるべきです。
私たちのアプローチは、第三者から受け取ったIRAの主要なTwitterアカウントと思われる情報に基づき、関連するアカウントを調べ、そのような追加の関連アカウントもIRAアカウントである可能性があると"考えられる"と定めているに過ぎません。
言い換えれば、あるアカウントがIRAアカウントであるというのは、当然ながら不完全な情報に基づく推測なんです。
リポーターは公開情報に頼っているが、私たちは非公開情報にアクセスしていると皆さんにお伝えする時に -- 私たち自身が非公開情報に頼っている、あるいは非公開情報を持っているからこそ、IRAアカウントかそうでないかを判断できるのではありません。
これは今後の私たちにとって決定的な区別になるので、特に政府関係者とは言葉遣いに注意する必要があります。
そうしないと、政府関係者は私たちが自らIRAアカウントを特定する能力を持っていると信じてしまうでしょう。
そうなれば、なぜ私たちが積極的にそうしないのかという点について疑念を持たれてしまうでしょう。
グラシアス - コリン
Twitterは、自分たちがIRAのアカウントを確実に特定できなければ、Twitterの内部データを欠く外部の研究者も特定できない事を分かっていたのです。
パート2 - ロシアの荒らしハンター
"彼らは力を持ち合わせていない"

2020年2月12日 4:49 AM
ヨエル・ロス
Re: 定期的なディスインフォコールのための専門家/NGOSのグループ
To: カルロス・モンジェ
Cc: ニック・ピクルス、ヨエル・ロス、ケビン・ケイン
私はこのアイデアをとても気に入っています。
現在はさまざまな人がその場しのぎで管理している人間関係を合理化し、その人たちやグループとTwitterとの間にひとつのタッチポイントを作ることができるからです。
ニック、あなたのリストは私が日常的に話している人たちの多くをカバーしています。
私が提案するのは、データ&ソサエティ(D&S)だけかもしれません(ダナもそうですが、D&Sにいる他の人たちも適切でしょう)。
彼らは2020年の国勢調査に加え、国勢調査にまつわる様々な取り組みを行っています。
クレムソンの人たちは入れない方がいいと思います。
彼らは下院情報特別委員会(HPSCI)と仲が良すぎますし、これまで何度も大げさな結論で我々を窮地に追い込んできました。
敵を寄せ付けないというのは分かりますが、それを裏付けるだけの力が彼らにはありません。
ヨエル
2020年2月12日 10:18 AM
ケビン・ケイン
Re: 定期的なディスインフォコールのための専門家/NGOSのグループ
To: ヨエル・ロス
Cc: カルロス・モンジェ、ニック・ピクルス
クレムソンについてのあなたのご指摘を完全に理解していますし、今後も単発で対応させていただきたいと考えています。
USCは素晴らしい仕事をしていますが、この呼びかけの目的からすると今は保留しておき、シンクタンクや大学以外の人たちと一緒にやっていくのがいいかもしれませんね。
今日のRacket Newsを見てみると、MSNBCだけでもハミルトン68ダッシュボードを引用して、ロシアの干渉について何百もの誤った主張をしたことがわかりますが、過去のTwitter Filesは主張されていたような"ロシアのbotや荒らし"ではなく、アメリカ人を追跡していると明らかにしました。
14/ If you look on https://t.co/1XBC7wd75G today, you'll see that MSNBC alone made hundreds of false claims of Russian meddling, citing the Hamilton 68 dashboard, which past #TwitterFiles revealed to be tracking Americans, not "Russian bots and trolls," as claimed. pic.twitter.com/Dofn4KMqSa
— Matt Orfalea (@0rf) April 25, 2023
※動画コンテンツを含む為、ツイートを掲載しております。
Twitterが"でたらめ"だと社内で認識しながらも沈黙を守ったハミルトン68以外では、Twitterのアナリストが最も軽視していたのは、ロシアの政権転覆を伝える印刷物やテレビのサイバー恐怖記事の主役であるクレムソン大学のメディア・フォレンジック・ハブだったかもしれません。

2017年10月3日 6:19 PM
ヨエル・ロス
Re: ハミルトン68のアカウントリスト
To: ■■■■■
はい、その通りです。
これはとても奇妙で自己選択的であり、彼らは透明性を保ち、その選択を擁護しようとしないので、私たちはこれがでたらめであることを指摘する必要があると思うのです。

クレムソンの"荒らしハンター"であるダレン・リンヴィルとパトリック・ウォーレンは、次々とメディアの記事に登場し(時にはハミルトン68のダッシュボードを背景に撮影)、"高揚感のあるツイート"はロシアの荒らしの魔の手にかかる恐れがあると警告さえしています。

ポスト&クーリエの記事



アカウントがロシアのものであることをどうやって知ったのか、という質問に対して、ウォーレンは「100%確実」とは言えないと告白しましたが、リンヴィルは「確実」だと言いました。
しかし、その方法については明言しませんでした。
「透明性を確保することは不可能だ」と彼は言いました。

ローリングストーンの記事

ダレン・リンヴィル:
ここクレムソンで、パトリック・ウォーレンと私は数年間、国家主導による偽情報について学んできました。
ローリングストーン誌に、私たちが学んだことを発表したところです(アンディ・クロールとスコット・シェインからの、すべての助けと助言に感謝いたします)。
(※ローリングストーンの記事リンク)
Tanin:
早速ですが、質問です。
タイラ・ジャクソンのアカウントはどの様にしてロシアと関連付けられたのでしょうか?
パトリック・ウォーレン:
Twitterが最初に特定した古いアカウントと共通するコンテンツ、タイミング、ショートカット・エラーなど、技術的・運営上の特徴が幾つかあります。
Tanin:
つまり、推測による割り当てですね。
法医学的な見当違いの手法を用いる行為者を排除するために、どのように整合性をチェックするのですか?
言い換えれば、あなたが研究しようとしている情報戦のミーム的十字砲火にさらされながら、どうやってご自身の偏見を抑えるのでしょうか。
ウォーレン:
私は、"彼女"が私たちが概説したような特徴を持つ情報操作の一部であることを極めて確信しています。
また、ロシアがこの種の作戦を実行していると確信しています。
最近ではイランなど他の国もロシアの作戦を参考にし始めたことを考えますと、彼女がロシア人であると100%断言することはできません。
しかし、私は彼女がそうだと信じてます。

リンヴィル:
私は確信しています。
Tanin:
学者として、本来は欺瞞に満ちたテーマを扱うときに"確実だ"と言い切ることは賢明なことなのでしょうか?
リンヴィル:
非常に不謹慎ですが...Twitterではなかなかできない会話です。
なぜそうなるのかを公にすることはできませんが、「私たちを信じてください」というのは非常に不満が残るものだと実感しています。
Tanin:
困難である事は重々承知ですが、人間の限界、偏見、権威への信頼を経験的なプロセスから切り離すことは、科学的調査と事実発見にとって不可欠です。
透明性と再現性がなければ、秘密主義や意図的な利害関係によって現象が増幅され、混沌とした結果になりかねません。
リンヴィル:
私は完全に同意しますが、しかしながらこのケースでは透明性(※の保証)は不可能です...というのは当然といえば当然なのですが。
しかし、私たちは徹底的な検証を行ったことを保証します。
ハッシュタグから無理に関連付け
最も"信頼できる"クレムソンのトロールハンターは、2020年に、#BloombergIsRacist のハッシュタグがアカウントのダークウォー・ロードから始まったその日の朝はアメリカ人が寝るべき時間の投稿なので、それは"アジアのどこかに住んでいる"、よって"ロシアのハッシュタグ"である可能性を示唆したとき、銃を飛ばした(訳注:本性を表した?)ようでした。
この部分については原文となるツイートの文章がそもそもおかしいので、どうにも読みにくくなってしまう様です。
ここからは、しろのさんにお訊ねしました際の補足となるお話をシェアさせて頂きます🙏
◇bcというのはbecauseの略です。
◇becauseが何重にも重なっているためヘンテコな訳になっています。もとの文が悪いです。
◇つまりロシアの工作員を見分けるjプロだと自称しているこの方は、ハッシュタグが始まったアカウントの投稿日時が根拠という驚きの希薄な論理を真顔で展開して下心を表したのでしょう。隠し持っていた銃をひょいっと出してきたイメージかも。

#Bloombergisracist はロシアのハッシュタグでは無いのかと尋ねる人を複数確認しています。
この動画に関連したハッシュタグが最初に使われたのは、今朝早くにダークウォー・ロード(※というアカウント)からでした。
このアカウントを運営している人が夜寝ているとしたら、多くの人と同じようにアジアのどこかに住んでいるのでしょう。
それは嘘です: (※このハッシュタグが最初に投稿されたのは)ダークウォー・ロードからでは無く、その日の朝よりも前の時間帯でした。
そしてダークウォー・ロードはアジアではなく、アメリカに住むアメリカ人でした。
なぜ彼の睡眠スケジュールがずれているように見えるのかと尋ねると、彼は笑って「私はインディアナ州の病院で看護師をしているんだ。2020年は夜勤で働いたよ。」と言いました。

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※この4枚の画像は、文章では無く投稿された時間帯が重要です。
ハッシュタグ"#BloombergIsRacist"は、画像3〜4枚目のダークウォー・ロードより先に画像1〜2枚目の人物によって使用されていました。
この種の混同は、Twitterのアーロン・ロデリックスがクレムソン大学の教授たちの"何かを探すたびにロシアや外国の干渉を見つけるという一定の傾向"を指摘したときに言及したもののようです。
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2020年10月13日 2:48 PM
アーロン・ロデリックス
Re: クレムソンの副大統領討論会に関する報告書は、真偽不明…
To: ステイシア・カーディル
Cc: その他8名
ハーイ、ステイシア。
私たちの方で報告書を見たけど、大した内容じゃなかったよ。
クレムソンは何かを探すたびにロシアや外国の干渉を見つけるという傾向があるし、目新しさも驚きも無いね。
でも彼らはたまに合ってるし、とにかく見ておく事にするよ。
もう一つの例は、(※ハッシュタグ)#DCBlackoutのデマです。
TwitterがFBIと電子メールを交換し、このキャンペーンを「小規模な国内の荒らしの活動であり、重要なbotや外国からの攻撃ではない」と説明したのに対し、リンヴィルはこのキャンペーンが「古典的なロシアの動き」を採用していると説明しました。
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NPRの記事
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彼はこのキャンペーンを特定の行為者に関連付けることをためらったが、複数の競合する物語を押し付ける戦略を"ロシアの古典的な動き"と呼んだ。
ダレン・リンヴィル:
#DCBlackOut は、私が調べた中で最も興味深い偽情報キャンペーンのひとつです。
ハッキングされたアカウントは、偽アカウントが嘘をついているとツイートし、最初の偽アカウントが最初から本物であった証拠として他の偽アカウントに利用されています!
これらは真実ではありません!
https://t.co/DhHvLNfVeb
後にクレムソンが発表した副大統領討論会の"不適格な活動"に関する報告書の後、ロデリックスは"外国の干渉に関する彼らのいつもの根拠のない主張"を批判し、「外国の干渉を見つけるために底の底を探さなければならない」と書きました。
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内部のみ
パトリックは、明示的に呼び出されたアカウントについて何度かIDを見直してレビューしました。
(※ここの"パトリック"はパトリック・ウォーレンの事かと)
彼らの方法論に関して、私は彼らの分析を再現しましたが同じものは見つかりませんでした。
例えばBBCとその関連資産は、比較対象期間中に22,366回も討論関連のハッシュタグに言及しています。
このような"外国人アクター"が討論に関連した発言をするのを見つけるには、本当に底の底を探し出さなければならなかったのです。
確かに大物やアメリカ人をすべて除外して海外のアクターだけを探せば、Twitter上の議論に影響を与えようとする集団が見つかるでしょう。
クレムソンではオーガニックキャンペーンを調整されたものと考えているので、その点でも課題がありますが、すべてのキャンペーンはある程度調整されており、私たちは主に停止や削除を検討するために、それらが本物であるかどうかを気にかけています。
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2020年10月13日 11:06 AM
アーロン・ロデリックス
Re: クレムソンの副大統領討論会に関する報告書は、真偽不明…
To: パトリック・コンロン
Cc: サイトインテグリティ
彼らの手法は、ディベートと他のいくつかのキーワードの言及をスキャンした後、外国の干渉といういつもの根拠のない主張をしたように見えます。
Twitterによる誤検知
しかしクレムソン大学の研究者たちの名誉のために述べますと、議会に提出された"ロシアのbot"のリストの中で複数のアメリカ人を巻き込んでいたことから、Twitter自身が"樽の中をかき集めている"ことも彼らは発見しました。
つまり、Twitterの誤検知は同社のプロジェクトであるオスプレイにとどまらないということです。
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Wiredの記事
リンビルとウォーレンが発見したアメリカ人は、不当に検閲され、警告や説明なしにTwitterから停止されていました。
ロシア人と疑われる人たちの干し草の山に投げ込まれた彼らは「社会的なつながりやキャリアを維持するために使っていたTwitterアカウントにアクセスできなくなった」とWiredに書かれています。
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クレムソン大学のダレン・リンヴィル教授とパトリック・ウォーレン教授の分析によると、ロシア人と疑われる20以上のツイッターアカウントの中に、この3人の米国人が含まれています。
このうち少なくとも4つのアカウントは、ロシアとの関係を証明できない人々によってつくられたものであることを、Wiredは独自に検証しました。
彼らのハンドルネームは議会委員会によって公開され、一部の人々の間ではロシアの工作員として認識されていました。
ハーシュフェルド、フランクリン、オズボーンの3人は昨年に警告なしにTwitterを停止され、何の説明もなくTwitterのリストに掲載されました。
社会的、職業的なつながりを維持するために使っていたTwitterアカウントにアクセスできなくなったのです。
彼らはクレムソン大学の教授から連絡があった時か、この記事のために連絡があった時に初めて、アカウントを失った理由を知りました。
(Wiredの記事の一節)
このようなひどい検閲を煽るようなレッド・スケアの話(クレムソンのコンビ、ハミルトン68などを引き合いに出す)が何年も続いた後、リンビルは2022年に公共放送サービス(PBS)で「あのね、ロシアのトロールはみんなが思っているほど一般的じゃないのよ」と平伏しました。
25/ After years of Red Scare stories (citing the Clemson duo, Ham68, & others) that fueled such awful censorship, Linvill leveled with PBS in 2022: "You know, Russian trolls aren't as common as people think they are." pic.twitter.com/5B3SkzbxlA
— Matt Orfalea (@0rf) April 25, 2023
※こちらのツイートでは動画が貼られていましたので、ツイートを貼り付けます。
※レッド・スケアは"赤の恐怖"と言い、ソ連時代に共産主義に対する恐れがその根源にあったとか。
そこから"赤狩り"と呼ばれる共産主義者などを社会的に抹殺するという取り組みが発生したそうですが、その語源は"魔女狩り"から来ているそうです。
魔女狩りも不適格なラベリングによって無関係な人々が迫害を受けた件となりますが、ある意味ではそれを連想させる事柄ではあります。
(※参考リンク:コトバンク)
次回予告と、クレムソン側のコメント
パート3 - あらゆる場所で偽情報を発見する方法
この続きは後ほど...
#TwitterFiles21 はマット・タイビとの共著で、他の #TwitterFiles 研究者の協力を得ています。
ラケットニュースへのクレムソン教授陣のコメント
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この度は手を差し伸べていただき、ありがとうございました。
私たちはまず、Twitterとの意見の相違がモデレーションの問題ではなかったことを指摘したいと思います。
私たちがTwitterに提供したアカウントの信憑性についての不一致は非常にまれで、私たちがTwitterと共有したほぼすべてのアカウントは停止され、非常に明確に調整された不適格なものだったのです。
私たちとTwitterの意見の相違はモデレーションではなく、関連付けが中心だったのです。
あなたはヨエル・ロスが"私たちの方法論のファンではない"と指摘し、その理由を尋ねています。
私たちとしてはヨエル・ロスが私たちと一緒に有意義な時間を過ごし、私たちの方法を学ぶ機会を持たなかったと主張させて頂きます。
以前のTwitter Fileのエントリで言及された"分析的交換"の提案は行われませんでした。
関連付けはこれまで軽々しく行ってきたことではなく、何年にもわたる詳細な分析と理解に基づいています。
CNNのクラリッサ・ウォードの働きにより、有意義な対話が行われたと思われる唯一のケースにおいて、Twitterは私たちが行っていたのと同じ帰因に辿り着きました。
ソーシャルメディアのプラットフォームは知的な人々で構成される大きな組織であり、集団思考に陥りがちです。
私たちが行っていた関連付けは、彼らの分析手法と一致していませんでした。
彼らの分析手法も私たちの分析手法も完璧ではありませんが、だからこそ専門家同士の有意義な関わりが重要なのです。
また、この会話に関連して、私たちが行ったいくつかの公の声明もご紹介します:
Lawfareに寄稿したこの記事は、コンテンツモデレーションにおける外部の視点の役割に関する問題を扱っており、Twitterが私たちと有意義な関わりを持とうとしなかった理由についての私たちの考えを探っています。
私たちのクレムソン・メディア・フォレンジック・ハブのアカウントからのこのTwitterスレッドは、以前の2つのTwitter Filesスレッドで提起された特定の問題を扱っています。
これらのスレッドは、有益な文脈を提供するかもしれません。
あなたの報告が成功することを祈っています。
ダレン&パトリック
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そうですね、こうした判断は難しいですし、あなたのフォローアップも理解できます。
確かにTwitterは私たちよりも多くの情報にアクセスできますが、ご存知のようにリソースに制約があり、そのため分析の種類も限られています。
Twitterは分析において特定の技術的な指標に大きく依存していますが、その指標自体に欠陥があることもあります。
Internet Research Agency(IRA)に関連する私たちの割り当ては、長年の分析を通じて特定した定性的・定量的な行動マーカーに基づいており、Twitter自身がIRAに帰属するとしたアカウントからまず理解を深めています。
本物でないアクターのネットワークは実在の人物のように振る舞うことはなく、IRAは彼らを際立たせる非常に特異な振る舞いをしてきたのです。
過去のマーカーには、メッセージのタイミング、登録メールのドメインと構造、コンテンツのリサイクル、言語エラーなどの詳細が含まれているものがあります。
このプロセスは、IRAの戦術が進化するにつれて時代とともに進化してきましたが、割り当ては常に多数の示す要因の集合体に基づいています。
過去にはNBCやCNN、最近ではProPublicaといった組織と広範な対話を行い、関連付けに関する私たちの理由を説明しましたが、私たちの推論に説得力を見出しています。
どのような手法も完璧ではありませんが、私たちは今日までの成果を支持しています。
ダレン&パトリック
終わり
お疲れ様です!
今回は「何が何でもロシア=悪というレッテルを貼りたい」という方針によって無関係な人たちがアカウント凍結の憂き目にあったり、その思想を前面に押し出す組織がTwitterに煙たがられるほどに暴れ回ったり…中々に頭が痛くなるお話でしたね😂😂
今回は次回予告も書かれておりましたが、今回が中々に濃い内容だったので楽しみです😁
・普段の活動
おいらは普段、このまとめ記事の編集を担当される方々に混じって活動させて頂いております😊
そのまとめ記事はWe The Media(WTM)と言いまして、テレグラムというSNSに展開されている市民ジャーナリズムなメディアとなります😆✨✨
メディアに寄稿される方や元軍人な方など、様々なアメリカの"愛国者"達がひと味違うニュースを取り上げたり見解を投稿していっております😊
そのメディアを自動翻訳しているのが、ふたつ目のリンクWe The Media日本語訳(WTMjp)チャンネルとなります😁
ここから下は、その普段の記事でもテンプレ的に貼り付けております宣伝部分となります🙏
編集を担当なさって下さる方を募集中ですので、宜しければご一報を!🙏
・ゆる募集など
WTMまとめ記事の作成をしても良いよ!と仰る方を、随時募集中でございます😊✨✨
ご連絡はWTMjpのまとめメンバーの内、しろのさん、破壊天使さん、Qリプトラベラーさん(と、おいら)の記事のコメント欄、もしくはTwitterなどのDMで受け付けさせて頂きます。
定期的に…でなくても、例えばひと月に1回〜2回とかでも大丈夫ですぞ!
記事が作れるかなぁ?と心配なそこの貴方も、記事を作っています方々によるサポートとか出来ますので、思っているより敷居は低いのです🥴✨✨
それから、特にチーム的な取り組みとかでは無くともWTMjpの投稿で気になったり気に入ったものがございましたら、どんどん記事にしたりSNSなどで取り上げてみて下さいませ!😆✨✨
おいらがそういう賑わいを見たい!というのがその理由だったりしますが、一味違う投稿の数々は勉強になりますし、気が向きましたらご一考下さいませ🥴✨✨
・告知ィィィィッ!!!
日本国内から"一味違ったメディア的なコンテンツ"を作ってみよう!とテレグラムに産み出されたのが"わしらがメディアじゃ"!
現在のメンバーとしましては初期のメンバーの
の4名+1羽に加えて…
という陣容でお送りさせて頂きます!
メンバーについては、折を見て少しずつ増員・募集などもあると思われます。
もしご参加頂ける方がいらっしゃいます場合は、是非とも"当初のメンバー"の記事のコメント欄や、Twitterのアカウントまでお訪ね下さいませ!
まだまだ産まれたてなチャンネルですが、宜しくお願いします🙏
それでは、またね〜!👋👋
※タグ付け用に置いてます💦
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