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経験しないとわからないこと

この世の中はやってみないとわからないことだらけです。

幼い頃からマックスコーヒーを飲み続け、高校生くらいからやっとコーヒーを飲み始めました。当初はミルクと砂糖を入れなきゃ飲めなかったけど、どこかのタイミングでブラックが飲めるようになりました。
どれも「飲む」という経験しなければわからないことで、ブラックが苦いからといっていつまでも甘いミルクコーヒーのままでは自分の舌が成長?し大人の味覚に進化していることにも気づけません。

千葉発祥 通称マッカン


なんだこの入り



野球の話

千葉ロッテマリーンズという球団があります。野球が好きなので10月14日のクライマックスシリーズの日ハムに敗れた瞬間まで今シーズン見れる試合はほとんど見たと思います。先輩の家で食事をしている時にリモコンを借りて見させていただいたことまであります。

https://x.com/chibalotte/status/1845744955278651650


大事なところでヒットが一本出なかったり、割と簡単そうなワンバンをキャッチャーが後逸してしまったり。
そんな時テレビ越しに「何してんだよ、ふざけんなよ〜」って怒りを露わにしています。
当然ですが、自分が体験していない、いや体験できない領域なので「わからない」が先行するはずなのに、あたかもファンとして野球を見ている歴が長い自分は「他の選手は当たり前にできているもんだからこれくらいはできることであろう」みたいな見方をするし、もしかすると自分でもできそうと錯覚します。これは皆口にしないだけで割と思っている人は多いと思います。


俺も打てる気がする


「まじで真っ直ぐだけを張ってたら俺でもヒット打てるかな」
失礼を承知で野球部のやつに聞いてみました。そしたら「まずバッティングに関しては振ることすらできない、早すぎてタイミングが合わないと思うよ。もし仮に当たったとしても前に飛ばない」と言われました。
舐めんな。アスリートだぞこっちは。ゴロでも前には飛ばせるだろ。
その時ばかりはサッカー選手であるという後ろ盾のもと強気な姿勢を維持していました。
てか振ることすらできないってどういうことだよ。

その気持ちを持ちつつ、後日バッティングセンターにいきました。
そこはマックス140キロの速度が体験できます。140キロとなれば現在のプロ野球で言えばそこまで早くない印象があります。佐々木郎希のスライダーくらいでしょう。

プロスピ参照


もちろんマシンはスライダーなど投げないので真っ直ぐを体の中心めがけて投げてきます。
本当は150キロ、いやそれ以上を経験してみたかったがまあいいでしょう。
よく野球選手がストレートを捉える時、投手のタイミングに合わせて1、2の3で振りに行くというのは知っていました。やっと実践できると意気込み、やってみました。

やってわかったこと


初めの一球は呆気なくバットが空を切ります。ボールがバットを通過した後、当て板に当たる乾いた音だけがその場に響きます。
次のボールもまた、次のボールも同様にクルクル回る自分がそこにはいます。
5、6球目あたりでやっとバットに当たるものの後ろに逸れます。
「これがあいつ「野球部の友人)が言ってたことか、、、」と思い、悔しいので
何度かトライしました。やればやるだけ感じを掴めますが、結局打ち返せたのは数回程度でした。そのどれもがヒット性のあたりどころかボテボテのピッチャーゴロに終始しました。野球素人でもセンスがある人なら慣れてきたら割と打てるのかもしれません。
自身の能力の低さに卑屈になるとともに、プロ野球選手、野球部の友人の凄さを感じました。
事実、実際のプロ野球ともなれば160キロにも迫るストレートに加えて、そこから同じ腕の振りで球速差30キロほどのチェンジアップ、横の変化のスライダー、縦に沈むフォーク。微妙な変化でタイミングや芯をズラすカットボールやツーシームなど多種多様にあります。
それをインコース、アウトコース、高め低めで組み立てをする。

140キロのストレート、そしてど真ん中にしか投げないことをわかっていても打てない。
素人が生意気な口を聞いていたと思いました。笑
経験しなきゃわからないことってあるんだなあと身をもって体験しました。

あと多分人が投げていたら振れないかも。インコース来たら怖すぎる。


長野駅でのチラシ配り

よくできてる

すんごい話は変わるけど1ヶ月前ほどに長野駅前で信州ダービーのチラシ配りをしました。
少し前に選手が何名かやっていたので話を聞いていました。
「チラシ受け取ってくれる人少ないし、無視されるからメンタルやられるよ、学生とかは意外に取るけどサラリーマンは全然」
みたいなこと言われたので念頭において行きました。
忙しい朝の時間帯なので煙たがられると思い準備をしていきました。
プロ入ってからこういうのはあまりしたことがなかったので多少の緊張はありました。

やってわかったこと2



意外にチラシを受け取ってくれる人がいたということです。始まって30分くらいで予定していた枚数(多分100枚くらい)は終わりました。
渡すことだけが目的ではないにしろ思っていた反応とは違うことが多々ありました。
無視されることはあったものの労いの言葉をかけてくれたり、毎試合応援行ってますとか言われたり。調子に乗って僕のことわかりますか?と聞いたら「あぁ…」って気まずい顔されました。

自分が配ったチラシで、人は何人スタジアムに来てくれるのだろうと思いました。気になったのでスタッフに聞いたところ「多分あんまりいない笑」と一蹴されました。0→1でファンを創出するのは本当に難しいと思います。
ただチラシをばら撒いて来てくださ〜いだけではなく、認知度を広めるということ、それをSNSに流して活動報告すること。そこも目的の一つなんだろう考えました。信州ダービーという格好の宣伝文句があり、チラシを配り受け取ることでの話題提供。家でも職場でも学校でも話のネタとして出ればいつか行こうみたいな感じになってくれるかもしれません。そんなことをスタッフの方と話す中で感じました。
今年は割とフロントスタッフの方と話す機会が多いので試合にまつわることもそれ以外のところも知る機会が増えました。

今治でも今井とかいたけどふざけた話しかしないからあんまり印象残ってることないし。

最後に

全く相関性のない話の二つだが、実際に体で経験してみるという点だけ一致しました。
何事にも経験した気になっているという状態が一番体に悪いと思っています。
勝手に全てをわかった気になって、知った気になって。ほんとは何も知らないのに。
ソクラテスが「無知の知を知る」と言ってました。
知らないことを知らないと認識できる、理解できること。同じ知らないでも、自分が知らないと自覚している分だけ、優れている。
まさにそう。
まずやってみて行ってみて、触れてみてそこで気づくことが多いです。

そして大事なことは経験や体験を結果論ベースで見ない。
成功が良し悪しの基準となって、せっかくのいい経験も結果として実にならないからダメだった風になりかねないです。
noteを書くとき過去のことをよく掘り起こして書くのはそう言ったことに起因しているのではと思いました。結果として悔しいことや悲しい出来事は案外noteでネタにできます。

キャンプ中たーちの歯軋りが激しく眠れない夜があったからこそ、次は耳栓を持っていこうと思える。経験はそう次に活かすものと彼から教えてもらいました。

書きたいこと、頭の中で整理できても書き出すと上手くいかない。そして最後も上手くまとめることができず、収集がつかない。
そんな時にたーちを使うといい感じになる!これも経験。

あと1ヶ月と少しがんばろう!


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