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日記・61:歩こう、歩こう

新しい月になった。

気持ち新たに、といきたいが、日々反省ばかりで困ったものである。
仕事でもミスをし、子育てにおいても、つい子供に大きな声で怒ったり、自分自身落ち込んでしまう。
仕事の失敗は、また次に活かせることもあれば、頭を下げ謝罪することで処理出来ることもある。しかし育児においてはそうはいかない。
ご飯を食べようとせず、遊んでお皿をひっくり返してしまった瞬に対し、「ダメよ!!」と泣き出すくらいの声で怒鳴ってしまった。
こんなことではいけない。
どうやって教育していけばいいのだろう・・
もっともっと勉強せなんなぁ・・

もっと愛情持って育てなきゃ。
この子達のおかげで自分がどれだけ慰められ励まされてきたことか。
いつも一緒の布団で寝てきたじゃないか。
東京での暑い日も、新潟の雪の日も、いつだって一緒だった。
自分の機嫌がいい時だけ、可愛いと思える時だけ優しくして、言うことを聞かないのなら冷たく怒るなんて親の身勝手だ。
子供の目をちゃんと見て、愛情ある教育をしていこう。
遊ぶのが子供の仕事なんだ。
もちろん厳しさも大事だと思う。
しかしその何十倍も、笑顔で包んでやりたいと思う。


仕事を終え帰宅すると、瞬が母におんぶされていた。
どうやらまた熱を発し、夕方病院へ行ったとのこと。
二人の子がここ一ヶ月間、かわるがわるに熱を出し、常にどちらかが病気である。とても可哀想で、うまく言葉がしゃべれないからいろんなサインを出して不調を訴えているんだろう。
大人がもっと理解してあげないと。
みんなで乗り越え、耐えるところは耐えていこうと思う。
まもなく麗かな春がやってくる。
風邪も引かなくなるだろう。
家族の健康が第一である。
それだけでいい。
今は何もいらないから。


今日は妻の百箇日法要であった。

読経してもらい、説法をいただいた。
実家があるおかげで、こうして日々生活が出来るし、仕事にも通え、供養も行える。全てのことに感謝の気持ちを忘れないようにしよう。
自分に出来る事はなんでもやり、お世話になる人に、恩返しをいていきたいと思った。

時間の流れは不思議だ。
11月、若菜をおんぶし、瞬を抱っこして帰って来た。
電車と飛行機を乗り継ぎ、熊本空港に着いた。
頭の中はずっと真っ白で、窓に映る自分の顔が半透明に見えていた。
若菜には楽器のおもちゃを買い、瞬には機関車トーマスの電池で動くおもちゃを買って、あやしながら帰郷した。

正直あまり記憶がないのだけど、瞬が空港で、「とーまふ、とーまふ」と、ニコニコ笑っておもちゃを走らせて遊んでいた。

 あれから慌ただしい時間が過ぎていく。
これからも光陰のように通り過ぎてゆくだろう。
先の事も、数年先の未来の事も何も想像がつかないが、バタバタしながら歩いて行こう。

 子供たちのリュックには、今日もおもちゃと、
たくさんの希望が詰まっている。

歩き続ける限り、後退はないんだ。
今はおれが頑張る時だ。
もし倒れそうになっても足を一歩前に出そう!
まだまだ支えれる。
人はそう簡単には倒れない。
そして負けない。

歩くのを決してやめない限りは。


 



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ぞうさん。
私の記事に立ち止まって下さり、ありがとうございます。素晴らしいご縁に感謝です。