![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/59427653/rectangle_large_type_2_b07eb3992de98bbdddb82efa8b059da9.jpeg?width=1200)
日記・62:冒険
最近、体調がすぐれないことを理由に、その日その日の日記を怠ってしまいがちだ。
朝晩のお参りが出来なかったり、もう少し自分に厳しく生活をしなければと反省している。
楽な道は見つけやすい。
今の自身の立場をきちんと自覚して、胸を張れる毎日を過ごそう。
今日は保育園の遠足があった。
保育園から港付近の公園までの道のりだった。
わずかな距離だけど、瞬と若菜にとっては大冒険だったと思う。
先生が若菜を途中おんぶしてくださった。
おれは瞬の手を引いて坂道やトンネルを一緒に歩いた。
子供達の列の、ちょうど中間くらいからスタートしたが、みるみるうちに他の子供達に追い越されていき、気が付けばいつの間にか最後尾になっていた。先頭からも、前のグループからも相当遅れながら歩いた。
途中若菜を抱っこしたり、少し歩かせたり、瞬はお茶を飲んだりしながら、ゆっくりゆっくり歩いた。二人とも一生懸命だった。
がんばれー、がんばれー!そう声を掛け合い、公園を目指しながら、どんな時もこうやって確実に進もうと、汗をかきながらお日様に誓った。
二人の子の手を引きながら、いろんな事を考えた。
三人、歩き出したばかりだ。
かよわい、吹けば飛ぶような小さな家族である。
だけどしっかり歩こう。
若菜が一人歩きし始め、瞬が言葉を覚え、二人とも成長している。
向かい風でも雨風でも、三人手を取り合って支え合っていこう!助け合い、励まし合い、泣き、笑い、仲良く進もう!
あまり上手く出来なかったけれど、おにぎりとウインナー、玉子焼きとシャケ、ミニトマトにフルーツなんかをお弁当箱に詰めた。
口の周りにご飯粒をたくさんつけて、みんなでお昼ご飯を食べて、子供達の歌を聴いた。
子供達が元気よく、一生懸命練習したであろう可愛い歌を披露してくれた時、心を揺さぶる応援歌に思えた。
瞬も若菜も、いつ覚えたのか、大きく口を開けて歌っていた。
とても頼もしく見えた。
おれは弱い人間だ。
反省と後悔ばっかりだ。
しかし、たとえ真っ暗な長いトンネルの中にいるとしても、たとえ頂上の見えない坂道を歩いているとしても、瞬と若菜の歌声で、何度でも立ち上がるだろう。
いつもいつも、パパに勇気と力を、本当にありがとう。
いいなと思ったら応援しよう!
![ぞうさん。](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/94744485/profile_e84dc6478ffd3c4a4bb2a0d7ef590a74.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)