【なぜアドレスホッパーになったのか②】
https://note.com/anjumika/n/n8017e6c1a665
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前回のお話
「それ、やめたほうがいいよ」
と言ったのは、融資担当の銀行マンだった。
この銀行マンというのは、4年半前に私が無一文だったにもかかわらず、ときめく物件と出会ってしまって、勢いで一戸建ての家を借りたとき、相談にのってくれて、お金を貸してくれた銀行の担当者である。
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「分譲ホテルを見つけたの!ここ買いたいの!私でも買える?」
と銀行マンに相談したのだ。
「どんな物件なの?」
と聞かれ、パンフレットやらなにやら見せながら、
泊まった時の感想を含め、コーフンしながら説明をしたのだ。
「どう思う?ここに住みたいの!」
「うーん、、、やめたほうがいいかも?」
「え?!」
「なんで?!」
すっかりその気になって舞い上がっていた私に、意外な返事がかえってきた。
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銀行マンいわく、
築30年の鉄骨物件に3000万円支払う価値はないと思う
ということだったのだ。
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ふむ。
ホテルが家になる!が現実になる!と舞い上がって
気に入った!よし買うぞ!みたいになってたけど、
そう言われて立ち止まった。
せっかちアンジュはすぐに動いてしまうのだが、
このときは銀行マンが止めてくれた。
たしかに、リフォームはしているけど古い建物で、
3000万でローン購入したあとも、毎月管理費がかかるらしい。
そして、マンションと同じで、光熱費などは個々に支払うことになるようで、ホテルの部屋を買う、というのはホテルに住むのとは違うんだなーと思った。
「決めるのは杏樹さんだけどね、自分はそう思う」
と、銀行マンとしてはローンを組んでもらったほうがうれしいことのはず。
でも、そうやって本音を伝えてくれるってありがたい!
この銀行マンのおかげで、立ち止まって冷静になれたのだ。
今思えば、銀行マンからストップが入る道は作られていた。
分譲ホテルを買う気満々の私は、頭金もないし、自営業だし、
一般の銀行ではローンを組めないだろうと思って、フラット35の窓口に相談に行ったのだった。
以前一度家を建てようと思っていて、そのとき審査が通っていたから、ここでローンを組む予定だった。
そしたら、分譲ホテルはローンの対象外だと言われてしまって、
あの営業マンがいる銀行に相談したわけだ。
フラット35で受付してくれていたら、今頃あのホテルの部屋を買っていたはずw
あのとき「買わない」選択をしたから、今こうやってアドレスホッパーになったんだよなー
こうやって振り返ってみると、すべては必要で起こっている!
おもしろい人生脚本だなーと思う♪
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そんな感じで、分譲ホテル購入は断念したわけだけど、
ホテルに住むことが叶わないのであれば、ステキな家を建てようじゃないか!
と、次は家を建てようと奮起することになったのだった。
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前にも書いたが、家を建てようとしたのはその前からで、
フラットでローン申請までしたけど、現実にはならなかった。
決まっていた土地が購入できなくなったり、
建築会社との打ち合わせがどんどんときめかなくなったり、
まあそんなこんなで家を建てることをあきらめかけていたときに、あの分譲ホテルを見つけたので、
ここと出会うために家を建てることがスムーズじゃなかったのね!
と喜んだが、分譲ホテルも断念。
そして、また家を建てることにしたのだった。
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今度は土地も見つかり、
ここで建ててもらいたい!とめっちゃワクワクする建築会社との出会いもあり、家を建てる方向で、スムーズに話が進んでいった。
そうアレを見るまでは、、、、
つづく。