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お金の不安と恐怖に支配されているときにとる行動って、あまり意味がないことだったりする




前回のお話し


この時も完全に勢いだけだった。

理想の物件に出会えた!
めっちゃワクワクする!
こんな素敵な家、他の人にゆずりたくない!
私が住みたい!
今すぐ住みたい!
ここに住みたいから借ります!

後先考えない行動っていうやつね。


最初の別荘家賃に毎月4万円の支出が増えたときも、
「こんなことしちゃって大丈夫なのか?私」
という不安しかなかった。

でも、結局3ヶ月払い続けることができたわけだ。


「あれ?なんとかなったじゃん!」

これ、これなんだよね。この体験。
この「なんとかなった」体験。
これが「お金の器が広がった」証拠。

今までの私の体験からすると、
だいたい3回以上やり続けることができると、
「大丈夫」という感覚になっていく。


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1回目は不安と疑問しかない(大丈夫なのか?ホントなのか?)
2回目もまだ半信半疑
3回目を超えてくると、
なんか大丈夫かも?
今までやってこれたなら大丈夫じゃん♪
って感じになってくる。


大丈夫!と信じられると、それはもう絶対に大丈夫!という現実になる(決定する)


なので、毎月4万円の支出はクリアーしたのだ。

で、次のジャンプがでかすぎた!
4万円からいきなり倍以上の10万円になったからね。


最初は良かった。
ワクワクしかないから。

理想の物件♪
夢が叶った♪
こんな素敵な家が私の家になるなんて♪
キャッキャ♪
ルンルン♪

さあ、家を売ろう
さあ、引越の準備をしよう

キャッキャ♪
ルンルン♪


この状態のときは、ただただ楽しいしかなくて
テンション上がってて、
お金のことなんてこれっぽっちも考えてなくて、
早く引っ越したくて仕方がなかった。


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引越当日、初めて新しい家で寝ようとしたとき、
いきなり、夢からさめたような感覚を味わったのだ。


今までルンルン気分で引越してきたが、
急に現実に戻った感じ。


「あれ?私この家賃払い続けて行けるのか?」
って、急に恐怖と不安が襲ってきたのだ。

4か月前までは家賃はゼロだった。
3ヶ月前から家賃4万を払うことになり、
ここはなんとかクリアーしたものの、
これからは毎月10万円をねん出しないといけなくなる。


まだこのときは人間思考だったからね、
お金の不安に負けてしまったのだ。


10万円が毎月、、、
いや、10万円では済まない
光熱費やらなにやらプラスしたら、10万円以上になる。

家賃が10万円なら、収入はいくらあればいいんだろう?
それはどうやったら稼げるのか?
どうしたらいいの?


答えが出ない質問をし続けている感じで、
新居を楽しむどころではない。

頭の中は心配、不安、恐怖に支配され

この引越は失敗だったんじゃないか
勢いだけでやってはいけなかったんじゃないか
ここに住み続けることはできるのだろうか


頭の中がぐるぐるぐるぐる

眠れるはずがない


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不安や恐怖に支配されている思考でやる行動は、
不安前提の行動なので、現実お金の不安がなくなることはない。

たとえば、お金の不安から収入を増やそうと、仕事をひとつ増やしたとしても、仕事がひとつだったときと結果は何も変わらない。

ふたつの仕事をかけもちしたとしても、残るお金が2倍になるということではないのだ。

労働時間が2倍になるだけで、お金の問題はまったく変わらない。


もちろん頭ではわかっている。
でも、実際自分の身にそれがふりかかってきたときは、瞬時に自分を見失う。

人には言えるのに、自分は全然できてないじゃん!っていうやつ。


この不安と恐怖に支配されているときに私がとった行動は、
なんと!職探しw

今は、こんなこともあったなーとネタにしているけど、
当時は必死だった。


当時のお金の不安はどこから来ていたのか?

・毎月10万円払えるのか不安(前例がない、4万円までしかやったことがないから)

・知人がほとんどいない場所に引っ越した不安(仕事のニーズがあるのか、お客さんが来るのかわからない)


てんぱってるときの人間思考は、とにかく収入を増やそう!働こう!となるわけで、私が眠れぬ日を過ごしている間にとった行動は、

「カルチャーセンターに営業」だった。


あせってるときってさ、自分でもなんであんなことしたんだろ?
っていうことをやってしまう。

なんか知らんけど、引っ越した先から通えそうな距離にあるカルチャーセンターを検索して、3軒も営業に行ったんだよね。

「私をやとってください」って。


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これからの家賃をなんとかしないと!
ただそれだけで、思いつくままに行ったんだよね。

1軒目、2軒目、3軒目とたずねていくうちに、
少しずつ「あれ?これやってること違うかも?」って
思うようになった。


だって、カルチャーセンターって、
生徒ひとりあたり2~3千円くらいの月謝をいただくような感じになるから、たとえば10人のクラスを担当したとしても、月に2~3万円の収入だ。

当時1時間1万円でセミナーとかやってたから、
3人集まれば、カルチャーセンター分の収入になるのに。

お金の不安で支配されてるときの行動って不思議だわー
冷静になると、それ意味あるの?っていうことだったりするからねー


初めて足を踏み入れる土地に引っ越したことで、

知り合いがいない=お客さんになってくれる人がいないから収入がない

って思い込んでしまったんだよね。


引っ越す前は、対面での収入がほとんどだったから、
新しい住まいのまわりに知り合いがいないということは、収入の道が閉ざされてしまうって思っちゃって、

知り合いを増やすため、収入を得るため、
カルチャーセンターをたずねるという行動になったというわけ。


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まだまだこの頃はこんなふうに、お金の不安とつきあってた。

お金は働かないと入ってこないと思ってたから、
自分で何かやらないと!なんとかしないと!って思って
いろいろがんばってた。

楽しく働く。というより、家賃のため、お金のために働く。
という感じだったかもね。


楽して稼ぐ。労働しなくてもお金に困らなくなる。という現実になるのは、2年先の話になる。


つづく。












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